2019/08/09 歌謡曲が好き 歌番組

CS放送における「昭和歌謡」


我が家でCS放送(スカパー)を導入してから20年が経ちます。2000年頃はテレビの音楽番組が少なく、まだまだオンデマンド的なネットでの動画配信サービスなどほとんど行われていない時代です。テレビメディアが幅をきかせていて、BS放送もまだアナログ放送でNHKとWOWOWしか無かった時代です。現在のような多チャンネル時代のテレビ放送を望む時代ではありませんでした。BSのデジタル放送が開始されたのは2000年12月でしたが、高価なハイビジョンテレビとデジタルチューナーが必要で、手が出るものではありませんでした。

そんななかたしかジャパネットたかたでCSチューナーとアンテナセットを5000円で提供、なおかつ数ヶ月契約するとそれが金券で戻ってきて実質タダみたいな企画をやっていて、南側に窓がある我が家でも取り付けが可能だったので導入したという記憶があります。今までのアナログ放送受信のブラウン管テレビに接続するだけで多チャンネルが楽しめるCS放送は手軽と言えば手軽でした。なにより音楽専門チャンネルがあって、暇な時にはテレビは消して音声だけでミュージックビデオが流れるチャンネルを付けっぱなしにしていたりしましたね。

2011年の地上デジタル放送完全移行もあって、別にチューナーを買わずにテレビのBS・CSチューナーで試聴可能な110度CS放送もほどなくはじまり、チューナーと独立したCSアンテナも不要になったこともあり、今やかなり手軽にCS放送が楽しめるようになりました。ただ、見ていなくてもNHKの集金人が「BS受信料払ってください!」とやってくるのが玉に瑕ですが。

(NHKに関しては、地上波放送を全国津々浦々に送信するという意味では、停電時の送信所バックアップなども民放より手厚く行われているNHKに協力する気持ちはありますが、BS放送に関しては衛星自体もNHKの持ち物ではありませんし、民放やWOWOWと同様の「コンテンツ」に対する視聴料金と考えますので、NHKBS放送を視聴しない世帯にも強制的に契約を迫る方法は感心しません。BSに関してはCS同様のスクランブル送信に移行して欲しいと思っています)

さて、現在CS音楽放送チャンネル(スカパーやケーブルテレビなどで見られる有料音楽チャンネル)は以下の通りと思います。開局が古い順で並べてみます。


スペースシャワーTV

https://www.spaceshowertv.com
1989年12月1日に開局した日本で初めての音楽専門チャンネルです。
ちなみに開局1曲目はザ・タイマーズ「デイドリーム・ビリーバー」だったとのこと。
私が試聴しだした頃の番組ではいとうせいこう氏司会の「梁山泊」という音楽バラエティが印象的でした。最近でもモンスターロックやローカリズムのようなアーティスト出演番組はよく視聴します。
スカパープレミアム:Ch.642
スカパー:CS322
視聴料金:700円/月 (756円/月 税込)


MTV(japan)

http://www.mtvjapan.com
1992年10月1日開局。ただし、このチャンネルは紆余曲折があって、1999年Vibeという名前に変更。2001年1月1日から現名称。私が試聴しだした頃はやたら邦楽がかかるチャンネルでしたが、徐々に洋邦半々、また本国のバラエティ番組を放送するなど(現在米国MTV自体も音楽チャンネルというより総合バラエティチャンネルという面がある)音楽チャンネルとは別な一面があります。最近は「衝撃! 世界のおバカ映像 Ridiculousness」をやってるとあまりの馬鹿馬鹿しさに思わず見ちゃうんだよなぁ。ゲスト席で馬鹿笑いするシャネル・ウェスト・コーストさんを見る番組。
スカパープレミアム:Ch.640
スカパー:CS323
視聴料金:700円/月 (756円/月 税込)


歌謡ポップスチャンネル

https://www.kayopops.jp
1996年10月1日に開局した「パイオニアカラオケチャンネル」が元。当時はカラオケ映像をひたすら流していたチャンネルで、2006年7月1日から現名称。 演歌番組が充実しているのと、PVではなく特段関係の無い映像をバックに曲をかけるだけの番組「懐メロ♪ドライブミュージック」やジャケット映像を見ながら曲を聞く「70's80's JUKEBOX」などもあってBGM的に面白いチャンネル。最近はレッツゴーヤングやポップジャムなどの再放送も行っています。
スカパープレミアム:Ch.644
スカパー:CS329
視聴料金:800円/月 (864円/月 税込)


ミュージック・ジャパンTV

https://www.mjtv.jp
1997年1月1日開局。2011年に110度CS放送からは撤退しているので現在は試聴していません。国内音楽専門チャンネル(韓国アーティストは例外のようだったが)としてPVを流し続けていたチャンネル。ビーインググループのアーティストが出演する番組があった記憶がある。
スカパープレミアム:Ch.639
視聴料金:400円/月 (432円/月 税込)


ミュージック・エア

https://www.musicair.co.jp
1997年9月1日開局。「偉大なるソングライターたち」のような海外大物アーティストの生い立ちなんかを見ることができるドキュメンタリーや国内アーティストでもあまり他のチャンネルで取り上げないロックバンドやジャズ、フュージョン系バンドなどのライブ配信を行っているチャンネル。
スカパープレミアム:Ch.638
スカパー:CS324
視聴料金:600円/月 (648円/月 税込)


クラシカ・ジャパン

https://www.classica-jp.com
1998年1月1日開局。現時点で日本唯一のクラシック専門チャンネルです。
スカパープレミアム:Ch.637
視聴料金:3,000円/月 (3,240円/月 税込)


MUSIC ON! TV(エムオン!)

http://www.m-on.jp
1998年7月1日「Viewsic」として開局。私が加入した当時はライブ生配信を積極的に行っており、これを目的に加入したと言ってもいいかも。過去の音楽番組(ジャストポップアップ、eZなど)を再放送していた。2004年5月1日から名称変更。現在はあまりライブ生配信などは少なく、PV流しっぱなしの印象があります。
スカパープレミアム:Ch.641
スカパー:CS325
視聴料金:700円/月 (756円/月 税込)


ミュージック・グラフィティTV

http://www.graffititv.jp
1999年9月開局。音楽と地方競馬の専門チャンネルということで開催日は競馬中継を行い、残りの時間に音楽をかけるチャンネルといった方が良いかもしれない。110度CSでの放送を行っていないので現在は試聴できないのですが、当時は70年代80年代の音楽を当時の世相を映した映像をバックにかけ続けるというBGM的に良いチャンネルだなと思っていました。
スカパープレミアム:Ch.645
視聴料金:600円/月 (648円/月 税込)


スペースシャワーTV プラス

https://www.spaceshowertvplus.com
2002年4月1日「スペースシャワーVideo Music Ch.」(VMC)として開局。ミュージックビデオをひたすら流すタイプのチャンネルです。私が加入した当時はリクエストを受け付けていて、何度か採用して貰った記憶があります。(ネットでリクエストして、採用されると放送時間を記載したメールが送られてきた)
スカパープレミアム:Ch.643
スカパー:CS321
視聴料金:600円/月 (648円/月 税込)


昭和歌謡ではPVが存在しない曲が多いこともあって、なかなかPV放送をメインにする音楽チャンネルでは取り上げられにくい印象があります。
そういう意味では1970年代、80年代のヒット曲をよく流すのは歌謡ポップスチャンネルですね。なにかとその時代を回帰するような番組を作っています。また、90年代のPV全盛の曲はエムオンもよく流す印象です。

昨今ではBS放送のBS12でいくつか80年代歌謡に関わる番組があったりするのは、CS・BSの視聴者層が40代以上が多いという結果があるからとも言えそうです。また、昨年、今年とザ・ベストテンの再放送を行ったTBSチャンネルや過去に夜のヒットスタジオを再放送していたフジテレビのCS放送など各地上波キー局の関連CS放送もチェックが必要かなとも思います。

当サイトではTwitterで毎週BS・CS放送の70年代・80年代歌謡曲関係放送を一応チェックしてtweetしています。これはハードディスクレコーダーの番組検索機能を使ったものです。(そのため北海道の地上波放送、BSと110度CS放送の番組しか検索できません)
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