TBS
マツコの知らない世界
https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/
昭和ポップスの世界?そのタイトルにピンときたというか、視点が独特で、個人的によく閲覧しているサイトの一つであります「昭和ポップスの世界」というサイト。こちらのサイトを主催されている「さにー@昭和ポップスの世界」https://twitter.com/syowa_suki
@syowa_suki さんが出演されるんですね。
昭和ポップスの世界
https://syowa-suki.com
当サイト管理者と、さにー様とは全く面識もないのですが、WEBデザイナーが本業とのことで、サイト内の構成やデザインが素晴らしく、また、記事の内容も、かなり掘り下げて書かれてるのもあって、昭和歌謡好きには是非ともオススメしたいサイトであります。
昭和歌謡好きの皆様のサイトって、当サイトもそうなんですが、どうしても「データ」がメインのサイトが多いんだと思うんですね。これはサイトを作成しているのが私のような「おっさん」であるってのが大きいんだと思うんです。
幼少の頃からザ・ベストテンやオリコンチャートの売上枚数等、ランキングを「数値情報」から拾うことに慣れている私の世代は、今でもヒットした基準が売上枚数やベストテンの得点のような数字的な意味をもって「ヒットした」といえるんだという「数字的脳」がこびりついています。
でも、本当はヒットしたから聞くというものではないので、歌詞だったり、そのサウンドだったり、極端を言えばイントロ一発で素晴らしいんだ!私が好きだから、みんなが好きだからヒットしたんだ!って観点の方が実は自然なんだと思うのです。そして、枚数を稼ぐ、上位ランキングを目指しテレビでの3分程度の歌唱でのインパクトを重視するからこその大胆な歌詞だったり、憶えやすく、印象に残りやすいイントロだったりという、作家の皆さんが練りに練った楽曲こそが昭和歌謡の魅力の一つなのではないかと思うわけです。本来因果が全く逆なんですよね。
「昭和ポップスの世界」サイトを最初に見た時、デザインや色使いの綺麗さが先に目を引きますが、それだけではなく、さにー様の記事一つ一つの楽曲や歌手、作家に対する考察、リスペクトを見ていると、私たちリアルに昭和歌謡を経験してきた人と違った視点であることが本当に新鮮で、何度も読みたくなるサイトであります。
そして、テレビ番組等で過去のヒット曲を特集したような番組から検索されてきた人に、年表でその世代の代表曲達をわかりやすく示し、そして歌手や作家陣のデータベースで、より詳しく知ることができる。今の時代に合った、新しい世代の「歌謡曲サイト」であることがわかります。
何より記事の文章力と、詳しく調べ、憶測なく書く姿勢。歌詞の意味の捉え方なんかも、本当に文学的な観点も直感的な観点も混ぜてしっかりと記事にされる。1本の記事にどれだけ時間をかけてられるのだろう?と気になるくらいボリュームもあり、読み応えがある。このような新世代の歌謡曲サイトをみんな待ってたんだなと思うのです。
サイトを作るのは誰のためではなく、自己満足であります。なので、私のサイトは私の思うサイトであり、真似ることもできないのですが、このようにいろんな視点のサイトがあることで、より深く過去の楽曲を掘り下げられるというのは、本当に良い時代になったなと思いますし、若い歌謡曲好きの方が出てきたことを本当に喜ばしく思います。
そして、過去の楽曲も今の楽曲と同列に並べられて試聴できるSpotifyやiTune musicなどの「サブスクリプション」と、過去の楽曲のテレビでの歌唱映像も、最新ヒット曲のMVが同列に並ぶYoutubeは過去の楽曲を再度輝かせ、世代を超えて人々に愛されるということがわかるというものです。残念なのは、多くの過去の歌唱動画が違法なアップロードであることで、公式的に配信し権利者に行き渡る仕組みがないことや、一部事務所のアーティストがほぼ配信できないことも含めて、変えていってほしいなとも思うのです。膨大な過去の音楽番組資産を持つTBSさんにも、もう少し頑張って欲しいなとも思います。
ともかく、マツコの知らない世界の次週予告動画だけでも、恐ろしく内容が濃そうですし、今から楽しみでワクワクしております。