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2021年末年始大型歌番組雑感


2021/01/06  歌謡曲が好き 日本レコード大賞 紅白歌合戦 年忘れにっぽんの歌

目次
  1. 日本レコード大賞
  2. 年忘れにっぽんの歌
  3. 紅白歌合戦

昨年もこんな記事書いた記憶がありますね。

コロナに明け暮れたこともあって、年末の大型歌番組も例年に比較して大幅なリニューアルをせざるを得なかった。そんな感じになります。

I'm Here
三浦大知
2020/1/15

日本レコード大賞


昨年は大賞が「パプリカ」で、若干の物議があったレコード大賞です。今年のノミネート作品は

三浦大知 I'm Here


純烈 愛をください〜Don't you cry〜

愛をください~Don't you cry~
純烈
2020/2/26


Little Glee Monster 足跡

足跡
Little Glee Monster
2020/8/5


瑛人 香水

香水
瑛人
2019/4/21


乃木坂46 世界中の隣人よ

世界中の隣人よ
乃木坂46
2020/6/17


DISH// 猫 〜THE FIRST TAKE ver.〜

猫 ~THE FIRST TAKE ver.~
DISH//
2020/3/20


AKB48 離れていても

離れていても
AKB48
2020/7/1


氷川きよし 母
(iTunes発売無し)

DA PUMP Fantasista〜ファンタジスタ〜

Fantasista~ファンタジスタ~
DA PUMP
2020/8/26


LiSA 炎


LiSA
2020/10/12


レコード大賞はLiSAさん「炎」(ほむら)に決定。こちらは誰も文句の言えない選択と思います。昨年後半はずっとこの曲を聴いていた感じがしますね。

新人賞は

真田ナオキ

恵比寿
真田ナオキ
2020/1/22


Novelbright

Walking with you
Novelbright
2018/10/3


豆柴の大群

りスタート
豆柴の大群
2019/12/26


Rin音

snow jam
Rin音
2020/2/19


から真田ナオキさんが最優秀新人賞を受賞。毎年のことですが大型新人が出にくい昨今でありますし、そのなかでデビューしCD・レコードを出しているとなると厳しい選択になるということです。これから先、新人賞の選択はもっと困っていくのではないでしょうか。かといって日本作曲家協会の主催でもありますので、非加盟のネット系作曲家の作品を選びにくい問題もあるのでしょう。

裏レコード大賞として個人的に注目している最優秀歌唱賞は福田こうへいさんが受賞。昨年の市川由紀乃さんに続いての演歌勢の受賞となりました。

南部蝉しぐれ
福田こうへい
2010/6/23


特別功労賞は
梓みちよさん
小林信吾さん
ジャッキー吉川さん
筒美京平さん
なかにし礼さん
中村泰士さん
服部克久さん
弘田三枝子さん
前田俊明さん
丸山雅仁さん
が選ばれました。個人に与えられる賞でありますので、昨年は訃報が相次いだという印象もあります。TBSらしく服部克久さん作曲の「ザ・ベストテン」のテーマを生演奏したのは非常によかったですし、各作家を偲んだ過去のレコード大賞の受賞曲を見ることができたのもよかった面です。


ただ、今回のレコード大賞は、やはり賞に対する各アーティストの考え方、権威としての賞がひどく低くなったのだと思わせる内容になりました。豆柴の大群のメンバーの「倒れる」パフォーマンスは、やはり公の場でやってはならない。もちろん、それをバラエティ的に「美味しい」としてやるのはわかりますが、非常に見ていて辛いことです。

風物詩なので、あまり考えないで見ればいいのかもしれませんが、子供の頃にワクワクして見ていた感じが参加するアーティストにも無くなってしまった感があります。いまさらですけどね。


昭和枯れすゝき
さくらと一郎
2010/4/28

年忘れにっぽんの歌


毎年裏紅白的に楽しみにしているこの番組、録画放送でしょうから、とてもテンポ感があって、次々歌手の方が登場する。そして往年のヒット曲を歌い続けるのです。なので、「今年のヒット曲」というわけでもないし、「紅白出場歌手」というほどの権威もないし、でも、みんなの脳裏にある歌える曲(一定の年齢以上は)というのを、年齢層絞ってダイレクトに届ける感が凄いです。
正直、大晦日に昭和枯れすすきを聞きたいか???というあたりが、この番組の胆です。


カナダからの手紙も、なかなか今は聞かないでしょ。

カナダからの手紙
平尾昌晃&畑中葉子
2006/1/23


もはや年末にマツケンサンバやるのはここだけ(?)

マツケンサンバⅡ (フルバージョン)
松平健
2004/7/7


もはや言うこともありません。文句も何も、この番組以外できない選曲なのですから。


inside you
milet
2019/3/4

紅白歌合戦


初の無観客で行われる紅白歌合戦。司会の4人も良い意味でスレてない感があってよかったです。そして各自緊張感の中自分の役割をしっかり認識して盛り上げていたように思います。しっかりものの二階堂ふみさんに一般観客の代わりに一定の感想を言う大泉洋さん。そして昨年までのお笑いを封じた内村光良さん。アナウンサーとしての役割をしっかり認識してたように思う桑子アナウンサー。それぞれに安心してみていられた感があります。
客の反応が全く無いのですから(不思議なタイミングで後付けされたであろう拍手はともかく)司会陣が盛り上げる必要がある。多少大げさな演出でも大きな声で応援している姿。それが大事なのだと思うし、アーティストの皆さんもやりやすかったんじゃないでしょうか。

前半と後半で大きく印象が違う紅白でしたが、前半に仕掛けを持たせて、芸人などの入る部分を設けたのは、どうしてもそれを排除できない様々な理由があるのでしょう。ハダカで太鼓を叩かねばならないジャニーズアイドル。今年の顔であった芸人(非常に登場数は少ない)を出す。今まで紅白で長い間行われてきたのをなくしてはならなかった。

そんななかで、ちゃんと聞かせる人を配置したのはよかったです。miletさんは正直よく知らない中で聞いて、驚いたアーティストさん。


坂本冬美さんは、歌詞的にNHKは大丈夫かしらと心配しつつも、鬼気迫る感じで、そのまえの桑田さんのコメントも含めて紅白らしくてよかったです。

ブッダのように私は死んだ
坂本冬美
2020/11/6


鈴木雅之さんと五木ひろしさんで前半の少し浮ついた感じを締めたのもよかったように思います。ちゃんと紅白だったし、今年はこういう感じで行きますという最初の3組(NHKホールのKing & Prince、101スタジオのFoorin、オーケストラスタジオで山内惠介さん)から、いつもと違う紅白をちゃんとわからせたのもNHKらしいというか、視聴者を置いてかなかった感がありました。


後半はこれでもかとテンポよく次々に登場する感じがよかったです。これはセットチェンジの時間をかけずに済む他の場所での歌唱があるためでもあります。無観客ならではのテンポとも言えます。元々中継で出場なんて・・・と批判されていた紅白ですが、今やそれを行わないとならない時代になったのだと嫌でも意識させられます。

Perfumeさんは「Dream Fighter」「Baby cruising Love」「Time Worp」を披露。そうか瑛人さんの「香水」からPerfumeで香水繋がりなんですね。

Time Warp
Perfume
2020/9/16


BABYMETALさんは満を持しての登場ですが、2013年の「イジメ、ダメ、ゼッタイ」が本当に披露したかった曲だったのかしら?

イジメ、ダメ、ゼッタイ
BABYMETAL
2013/1/9


郷ひろみさんの「筒美京平 トリビュートメドレー」で改めて筒美京平氏が亡くなったことを悼み。

そして、JUJUさん。初出場だったんですね。個人的には以前から出ているかのような貫禄を感じますが、「やさしさで溢れるように」はやっぱり良い曲だなぁ。泣きたくなってくる。

やさしさで溢れるように
JUJU
2009/2/11


GReeeeNさんは、そうか、あの形で登場するのは、まぁ、そうなんだろうし、彼ら自身も現在東京なのかはわかりませんが、そう移動はできないでしょう。

三山ひろしさんのけん玉は恒例にしたいかもしれませんが、正直、もうおなかいっぱいですし、曲が終わってもまだけん玉やってるって、正直歌全く入ってこないしアーティストにも失礼だと思うんですね。

YOASOBI「夜に駆ける」は楽しみにしていました。紅白がどのアーティストを出演させるか、全年齢を一応は対象とする「公共放送的」な観点を思えば、レコード大賞とは別な観点ですから彼らを「今年最大のヒットアーティスト」として出演させるのはある意味あたりまえのことです。
その見せ方も、なるほど、キーワードは本なのか。

夜に駆ける
YOASOBI
2019/12/15


みんな紹介するのもなんなので、かなり端折って

星野源さん「うちで踊ろう(大晦日)」今年はとかくこの曲を聴いて、大晦日にこれを格好いいアレンジでそして、星野源さんらしい、応援しない(語弊があるが)歌詞で、付け加えられた歌詞はとても素敵

うちで踊ろう
星野源
2020/4/3


Twitterにご本人が歌詞を挙げられていました。もういちど読みます。

あなたの胸の「うちで踊ろう」という歌詞に、どうしたらそんな歌詞を思いつくんだろうと思いました。

松田聖子さんは毎年出てきてくれることが嬉しいんですね。そして、ちょっとだけ心配してたんです。オリジナルと似ても似つかない歌唱で、キーで歌われると、見ているのが辛くなる。今回、本当に映像と歌詞と歌がすーっと入ってきて、思わず泣けてくる。

瑠璃色の地球 2020
松田 聖子
2020/7/15



松任谷由実さんの「守ってあげたい」そして「きみのためにSuperman」これも歌詞を聴きながら、やっぱりいいなぁ。
玉置浩二さんの「田園」ちょっと心配だった玉置さん。多分録画で、オーケストラを前に、ちゃんとやっていて、よかった。
福山雅治さんの「家族になろうよ」で、やっぱり男から見てもこの方格好良いなぁと思い。
MISIAさんの「アイノカタチ」で号泣。

アイノカタチ feat.HIDE
MISIA
2018/12/9


後半は飛ばすことなく試聴。凄くテンポがよく、余興的なものがほとんどなかったので、見やすい紅白でした。今まで「歌の力」と言いながら、意味不明な余興とアイドルにバックダンサーやらせるなどの演出で歌の力を削いでいた紅白が、本当に歌の力で勝負した感があって、全体に見てよかったと感じる紅白になったように思います。

そして、所々で、北島三郎氏がコメントを寄せるのですが、スクリプトはいたと思いますが、芸能界の大御所が、若い世代の歌手を鼓舞して、そして認めた上で「今の子達は世界について歌っています」と言えることが、涙が出るほど嬉しかったことです。北島三郎さんにだって言いたいことはあると思うのです、「今の歌は分からない」とわからないことを認めながら「若い人達も素晴らしい歌を歌っている」と言える度量。それが素晴らしいと思うのです。

批判することは簡単です。自分にとって好ましくないなと思うことを発信すれば、簡単に取り上げてもらえる。しかし、相手を肯定し、素晴らしいという意見を簡単に採り上げない社会です。そんななかで、後進に道をゆずり(今年だって特別な紅白だから歌唱してと思う人は多かったと思う。「まつり」で盛り上がるのが紅白と刷り込まれている世代です)若い人が出て欲しいと願うのはどんな社会でも発展に若い力が必要だからと認識してるからだと思うし、そう思いたい。

「紅白」ですから決着をつけることになりますが、会場に「ジャニーズ応援団」がいない、視聴時間に応じて5票投じることができる形だとジャニーズだけが出ている時間試聴しても投票権は得られず、こういう形で紅組が勝つのもわからないでもありません。とはいえ、このジェンダーで対決するスタイルはもう長く続くことはないだろうなとも思うところではあります。

今年、年末を迎える時に私たちの社会がどうなっているかはわかりませんが、歌番組を見ながら寿司なんか食べて酒が飲める、それもまた幸せなことなんだなとあらためて実感した年末年始でした。






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