2021/10/21 歌謡曲が好き 80年代歌謡曲 松本伊代 楽曲紹介

松本伊代さんのデビューアルバム「センチメンタルI・Y・O」を聞く



在宅勤務の時は今まで聞く機会が少なかった「アルバム」を通しで聞けるというのも貴重な時間です。今後も在宅勤務は続いてほしいなぁ。

そんななか今日チョイスしたのは松本伊代さんのデビューアルバム「センチメンタルI・Y・O」です。タイトルからもデビュー曲のセンチメンタルジャーニーが意識されています。1981年10月21日にデビューした松本伊代さんはデビュー40周年だったんですね。アルバムはこの年の12月に発売されています。

1 ワンダフル・ハート
作詞:有川正沙子 作曲:亀井登志夫 編曲:船山基紀

駆け抜ける青春!って感じの楽曲。
アイドルのデビューアルバムの1曲目としては満点な感じの楽曲です。毒がない。離れていた恋人に会いたい一心の歌詞はファーストアルバムなので本来「はじめまして」なはずなのだけど、いえいえ、あなたのことはずっと前から知っていたのよ!ってファン心理を逆手に取ったというのは考えすぎでしょうか。

2 ひとかけらの夏
作詞:有川正沙子 作曲:Casey Rankin 編曲:鷺巣詩郎

ひとかけらの夏
松本伊代
1981/12/5

アメリカンポップスな感じがあるなと思ったらSHOGUNのケーシーランキンさんの楽曲だったんですね。ケーシーランキンさんが外部に書いてらっしゃるのは意外にも松本伊代さんが多いんですね。
冬に誰もいない海に行きたいのは私個人でもあることなんですが、振り返ったら彼氏がいたら、あまりにもできすぎて怖いかもです。いえいえ、きっとそう「仕向けた」んです。

3 テル・ミー・プリーズ
作詞:湯川れい子 作曲:和泉常寛 編曲:船山基紀

テル・ミー・プリーズ
松本伊代
1981/12/5

ここまで聞いていて、あまり激しい感じもないし、これぞ伊代さんって感じでもないのですが、彼女やっぱり声が特徴的ですよね。その声と、どちらかと言えば落ち着いた楽曲が合ってて、BGM的にいい感じです。
このアルバムのコンセプトは「旅」1981年の交通機関が未発達で、車自体はまぁまぁあるにしても道路事情は今より悪い、旅というのはまだまだ苦行。そのなかで彼と旅に出たら、そりゃ相手が好き嫌いって話じゃ無いような気がするんですけど。tell meと「教えて」というより、答えが確信されているからこそ怖かったり泣きたくなったりするわけで。本人はわかっていたかは微妙ですが、それとなく情事を与えるのがこの時期の歌詞にはありますね。深読みですかね。

4 タイム・カプセル
作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎

タイム・カプセル
松本伊代
1981/12/5

アイドルっぽい楽曲登場、これはもしかするとシングル候補にもなってたかもしれない感じです。筒美京平先生じゃないですか。それにしても歌詞は面白いです。
パパの引き出しにあったのはマリリン・モンローの写真。「何もしてこない彼」をその気にさせるにはやっぱり色気と「タイムカプセル」に乗って(これ、タイムマシンよね。タイムカプセルじゃ単に長年閉じ込められる)あの時代の格好で誘惑したいって感じかな。

5 あなたとアゲイン
作詞:鈴木隆子 作曲:穂口雄右 編曲:穂口雄右

あなたとアゲイン
松本伊代
1981/12/5

アルバムの中盤にこれでもかっていうアップテンポなアイドルソングを持ってきています。過去の彼に会いましたシチュエーションは必ずアイドル曲には必要な要素ですね。キスされた驚きで疎遠になっただけで、別に嫌いになったわけじゃない。こんな感じ今でもあるのかしら?

6 風のソネット
作詞:有川正沙子 作曲:亀井登志夫 編曲:船山基紀

風のソネット
松本伊代
1981/12/5

A面最後の曲です。ここで少し秋っぽい落ち着いた曲を持ってくるのが、アルバムを通しで聴いてくると内に意味を持たせているってのが少しだけ見えてきます。このアルバムはあまり期待しないで聞いたんだけど、いいじゃないか!って感じ。
「避暑地」という言葉は今はどうなんでしょうね。エアコンの発達していない1981年、まだ電車も街もエアコンの無い場所は多々ありました。そんななかで避暑地に行けるのはやっぱり一握りの富裕層。首都圏からの代表的な避暑地である軽井沢、今や東京から新幹線で1時間ほどの軽井沢も、1981年当時なら上野から2時間以上、横川駅で急勾配を上るための機関車を連結してる間に「峠の釜めし」を買うのどかな時代でございます。

ここからB面になります。この時代のアルバムはA面、B面で違った物語ですので、それも鑑みて少し時間を空けて聞きましょう。
7 センチメンタル・ジャーニー
作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎

センチメンタル・ジャーニー
松本伊代
1981/12/5

今でも松本伊代さんの代表曲なデビューシングルです。やっぱり、歌詞を変えられちゃったNHK番組出演なんかも含めて話題になるってのはその声や楽曲が合ってたってのもありますからね。これが酷いものだったら、いくらNHKが酷い!って言っても話題になりません。
そういう意味ではやっぱり松本伊代さんはトップアイドルでした。
ところで、「センチメンタル・ジャーニー」ってタイトル、不思議です。センチメンタルって最近はあまり使いませんが、要は情緒不安定的な、このお年頃の女性は普通に持ってる感情だと思うんですね。で、タイトル直訳すれば傷心旅行じゃないですか。でも、実際はそんなこともなくて彼氏の気持ちがわからないんですよね。捨てられないか心配。しかも実際の旅では無く、彼との「人生の旅」を描いてるんだと思うと、これ大作です。

8 夜間飛行(ミッドナイトフライト)
作詞:長谷川みつ美 作曲:Casey Rankin 編曲:鷺巣詩郎

夜間飛行(ミッドナイトフライト)
松本伊代
1981/12/5

ここでも出ましたケーシーランキンさんです。この曲調をほしかったんだと思いますし、伊代さんのこの声が本当に特徴的で、一種不思議な感覚でこの曲と溶け合ってるように思います。
一人で彼の元へ旅立つ伊代さんは夕方から夜にかける赤い空を見ながら不安になるようす。しかも、これは逃避行ですので、みんな首を横に振るんですよね。木之内みどりさんの逃避行も少し歌詞から透けてるのかもしれません。作詞の長谷川みつ美さんってミス日本の方?

9 別れの風景
作詞:白峰美津子 作曲:穂口雄右 編曲:穂口雄右

別れの風景
松本伊代
1981/12/5

シティポップですねぇ。この曲、あまり話題にはならなかったけど、ちょっとドライブ選曲に忍ばせておきたい曲だったりします。「思い出は別れたあといちばんやさしい」深い。

10 スクランブル交差点
作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎

スクランブル交差点
松本伊代
1981/12/5

スクランブル交差点で道に迷う伊代さんなのか、実験的な面白い曲だなぁと思います。アルバムだからできる曲。歌詞の中身は「やるかやらないか」です。

11 愛の旅人
作詞:湯川れい子 作曲:和泉常寛 編曲:船山基紀

愛の旅人
松本伊代
1981/12/5

最後らしいというか、それこそレッツゴーヤングで歌ってほしいなぁみたいな曲に見えます。アルバムだからこその楽曲。子供の頃はこういう曲の良さがわからなかったなぁなんて思うのはオッサンの戯言です。

オリジナルアルバムはこの11曲が収録されています。2009年にCDで再販されたときに、シングルのセンチメンタル・ジャーニーのB面「マイ・ブラザー」が最後に収録されていますので、一緒にご紹介しますね。
12 マイ・ブラザー
作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平 編曲:筒美京平

マイ・ブラザー
松本伊代
2007/10/31

歌詞が検索でヒットしない、レコードは持ってるけど、歌詞カード取りに寒い地下に取りに行くのは面倒くさい(笑)という酷い理由でこの曲はあとにする。

Spotifyがリンク用のタグを用意してくれましたので、こちらも張っておきますね。(マイ・ブラザーはSpotifyにありません。残念!)

それにしても、このジャケット、もうアイドルアイドルしすぎて笑っちゃうくらいで、何度も聴きたいアルバムじゃ無いけど、新たな発見があって面白いですね。うん、在宅勤務はもう少し続けるべきだ♪

ワンダフル・ハート
松本伊代
1981/12/5

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