チェッカーズのX'mas Song
アイドルのくくりが妥当かはともかく、この時期アイドル的に人気を博したチェッカーズの「ジュリアに傷心」のB面曲になります。
この当時のチェッカーズはA面を職業作家が、B面をオリジナル曲としています。その結果が87年以降のバンドとしてのオリジナル曲で勝負することを支えることになるのではないかと思うのです。
この曲は藤井郁弥さん作詞、武内享さん作曲、編曲をチェッカーズ・芹澤廣明名義としています。インディーズ時代からの楽曲であったとされているものです。歌詞を見ての通り、あまりにも普遍的なラブソングです。
1984年のオリコンシングル年間ランキング、じつに20位以内に4枚がランクインするチェッカーズ。
その中で、この後バブルに熱狂する時代がうっすらと見える、少し大人だったり、少し背伸びしていたり、モノや旅行にお金を使うことがもてはやされる中で、あなたと二人ならいいという少し前の価値観のようなものが残っている、それが逆に「今」の方が合ってるのかもしれません。