祝「郷ひろみ」「菊池桃子」解禁で、かなり幅が広がった音楽配信
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=1307
2020年版Spotifyにはどの程度「昭和歌謡」が入っているか
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=1257
こちらの新しいものを書いていないのですが、追記が結構華やかです。
時代の試練に耐える音楽を――「落ちこぼれ」から歩んできた山下達郎の半世紀
https://news.yahoo.co.jp/articles/be612cd888a261a17c38007d9f51406f35ddaade
>サブスクでの配信は「恐らく死ぬまでやらない」
音楽の聴かれ方は、半世紀の間に変化してきた。サブスクリプションでの配信を解禁しないのか尋ねると、今の時点で山下は「恐らく死ぬまでやらない」と答える。
「だって、表現に携わっていない人間が自由に曲をばらまいて、そのもうけを取ってるんだもの。それはマーケットとしての勝利で、音楽的な勝利と関係ない。本来、音楽はそういうことを考えないで作らなきゃいけないのに」
「売れりゃいいとか、客来ればいいとか、盛り上がってるかとか、それは集団騒擾。音楽は音楽でしかないのに。音楽として何を伝えるか。それがないと、誰のためにやるか、誰に何を伝えたいのかが、自分で分からなくなる。表現というのはあくまで人へと伝えるものなので」
これは非常に考えさせられる話で(サブスク部分だけを抜き出しましたが、非常にボリュームがあって、ワタシはちょっと涙が出るような、そんな話もありますので是非お読みいただければ)今までも「レコード会社」にはそのような面があって、結果的に売れないままに終わる人もいるし、でもその人が商業的には成功しなくても自分は満足という曲をレコードとして世に出せたかどうか?という面はありましょう。いちばんいいのはそれが売れることだけれど。
山下達郎さんはサブスクではなく、販売となるiTunesには一部対応している面を考えると、音質面も含めた部分と(そう思うと海外で始まるというSpotify HiFiは気になる)、むやみなファンを増やさなくても、目の前のファンを大事にするという明確な意味もあるのだとは感じるところです。
配信は、たしかにアーティストにとって儲けにはならないし「今」を生きているアーティストにとっては必ずしも利点ばかりではないことはわかります。なかなか「物」として買って貰えない世の中ではあります。しかし、現物の入手が難しい過去の楽曲も含めて、どうアーティストと聞く人を繋ぐのか。いろいろ考えさせられます。