「シーズン・イン・ザ・サン」TUBE
発売日:1986年4月21日
オリコン最高位:6位
オリコン年間チャート:1986年 16位
ザ・ベストテン最高位:1位
ザ・ベストテン年間チャート:1986年 3位
売上枚数:31.0万枚
レーベル:CBS・ソニー
レコード番号:07SH-1758
A面:シーズン・イン・ザ・サン
作詞:亜蘭知子
作曲:織田哲郎
編曲:織田哲郎
歌唱:TUBE
B面:今夜はハートエイク
作詞:前田亘輝
作曲:前田亘輝
編曲:前田亘輝
歌唱:TUBE
発売は4月で初動こそあまり目立ちませんでしたが6月に入るとテレビでの露出もありヒットした曲になります。ザ・ベストテンでも6月12日に9位で登場し、順位を上げ続け、ついには7月17日に1位を獲得します。1位獲得こそ1週のみですが、その後も8月14日までランクインしますし、オリコンでは9月まで50位以内に入るヒットとなります。
この7月17日のザ・ベストテン、2位は初登場のアルフィー「SWEAT & TEARS」、3位も初登場の安全地帯「プルシアンブルーの肖像」、4位が前週1位の中森明菜さん「ジプシー・クイーン」で、やはり「谷間」の1位なのであります。得点は8467点(レコード3位、有線3位、ラジオ7位、はがきランク外)と低く、レコード順位1位の河合そのこさん、ラジオ得点1位の中森明菜さん、はがき得点1位のチェッカーズと割れた中、比率の高いレコードで平均的に上位を獲得したTUBEが1位を獲得できたと言えましょう。
なお、B面の今夜はハートエイクはその後のベスト盤やアルバムなどにも収録されず、配信もされていません。当曲のシングルレコード07SH-1758、シングルカセット10KH-1863だけの収録になろうかと思われます。
さて、チューブ(TUBE)というバンド名はサーフィンのチューブライディングから取られたようであります。デビューから2作は「The TUBE」を名乗っており、北海道のテレビ番組で姓名判断の木村天山氏に「The」を取ったら売れると言われたそうで(多分この番組ワタシ見てたと思うのよね)改名してヒットしたということになります。
もちろん改名すればただ売れるというものでもなくて、よく練られた楽曲であることを伺わせます。
織田哲郎ロングインタビュー10回
http://www.aspect.co.jp/oda2007/interview/10.html
─── 同じ頃TUBEに提供した夏の名曲「シーズン・イン・ザ・サン」が生まれます。
織田 まず大幸さんから夏と海、というテーマだけを与えられたところからスタートしました。ところが当時の俺はビーチ・リゾートとは全く無縁の生活を送っていたもので(爆笑)そもそも10代から俺の夏には大勢で海に出掛けて、ワイワイ騒ぐなんてことはまず有り得なかったもの。音楽をやる以外はかなり閉鎖的かつ退廃的な生活をしていたし、十代の夏で思い出すシーンといえば、渋谷の薄暗いロック喫茶でアイス・コーヒー飲んでいる図?(苦笑)でも本当は羨ましかったんだよね(笑)。まあ怨念とまでは言わないけど、コンプレックスはあったよ(苦笑)俺の中で膨らんでいた夏を楽しむという健全なイメージを最大限にして、作曲したのが「シーズン・イン・ザ・サン」です。
─── 織田さんの出世作といっても良いのでは?
織田 世間から一気に注目される作品になったよね。でもそれは当然、俺一人の力ではないよ。あの時はTUBEのメンバーはもちろん、事務所関係者、制作やプロモーションに関わった人すべての情熱が渦のようになってどんどん大きくなっていった。それが結果に確実に結びついていって、ジワリジワリとチャートを駆け上がっていった。その時の達成感や喜びは大きかったなぁ。幸せだよね。TUBEのメンバーも最初は音楽番組でベストテンに入ったばかりの頃、Tシャツにジーンズでテレビ局行って、守衛さんに入れてもらえなかったような時代もあった(笑)いろいろなお互いの苦労も知っているし、俺自身もTUBEに関わった時間や情熱を考えると、やっぱり貴重な時間を共に過ごした戦友だな、と思う。彼らミュージシャンとしても一所懸命に向上し続けて、すごくいいバンドになったし。
この曲に関しての部分を抜粋しますが、作曲の織田哲郎さんもかなりご苦労したように思われます。そして、今聞いても「夏を楽しむ」そして「夏が終わる頃」にもう一度聞きたくなる曲として長く聴かれる楽曲になっています。
9月にはシングル「BECAUSE I LOVE YOU」を出しますが、こちらはランクインできませんでした。しかし、じわじわこちらの曲も人気が出ます。ランクインする曲がいい曲とは限らないってことですね。
BECAUSE I LOVE YOU
TUBE
1986/12/1
「サマードリーム」TUBE
発売日:1987年4月10日
オリコン最高位:3位
オリコン年間チャート:1987年 21位
ザ・ベストテン最高位:1位
ザ・ベストテン年間チャート:1987年 8位
売上枚数:21.9万枚
レーベル:CBS・ソニー
レコード番号:07SH-1903
A面:サマードリーム
作詞:亜蘭知子
作曲:織田哲郎
編曲:織田哲郎
歌唱:TUBE
B面:真夏の夜はROCK'n ROLL
作詞:前田亘輝
作曲:前田亘輝
編曲:チューブ
歌唱:TUBE
SUMMER DREAM
TUBE
1989/3/21
そして、何が凄いか、今でも活動を続けていること。
夏立ちぬ
TUBE
2022/6/22
シーズン・イン・ザ・サン
TUBE
1986/6/1