2022/11/02 歌謡曲が好き 80年代歌謡曲 楽曲紹介 ラジオが好き

歌謡曲好き的に「うまいっしょクラブ」を楽しむ


目次
    1. ●「モスラの歌」ザ・ピーナッツ
    2. ●「俺は立花藤兵ェだ」小林昭二・コロムビアゆりかご会
    3. ●「アルプスの少女ハイジ」野沢直子
    4. ●「へんな女」水原弘
    5. ●「クスリ・ルンバ PartII」アントニオ古賀
    6. ●「ハッチャキ・ダンス」堺正章とコロムビアゆりかご会 グリーン・ピース
    7. ●「Oh! Coppe Bushi」殿様キングス
    8. ●「帰らなくちゃ」山本リンダ
    9. ●「スケート野郎」ザ・ジャイアンツ
    10. ●「あまい囁き」中村晃子・細川俊之

以前「がちゃがちゃしたラジオ」は好きではないと書いた私ではありますが、それでも楽しみにしていた番組がありました。
STVラジオで1987年10月から1995年10月まで放送されていた「会員制ラジオ番組うまいっしょクラブ」であります。私が主に聞いていた頃は22時45分という中途半端な時間から始まる15分番組でした。

うまいっしょクラブのパーソナリティはSTVラジオのアナウンサー明石英一郎氏。1984年入社。20代後半の「お兄ちゃん」的な魅力と、多趣味であって話の幅が広い博識であることもただの「面白いラジオ」ではない面があったように思います。1988年からは土曜日深夜の「アタックヤング」も担当。こちらは時間が長い分、真面目な、リスナーを諭す(というか、そこは神妙にならないが、道として正しくない事はしっかり言うような)面もあって魅力的な、将来こうなりたいよねという雰囲気も醸し出しておりました。

STVを定年退職し、関連会社に移籍したものの、今でもアナウンサー職を続け、フリーにならなかった、サラリーマンを全うされたという面でも、その人気に自分を見失わず、そしてSTVの漏れ聞く内紛を潜り抜けた、そんな気もするのです。おっさんになった明石氏は変わらず全うして番組に出ています。


さて、その「うまいっしょクラブ」先日10月30日に3時間の生放送特番で復活しました。いやぁ笑いました。当然リスナーはいいおっさん、おばさんになっているわけですが、みんな中学生、高校生に戻ってバカだったなぁと振り返る時間を過ごせました。

STVラジオ 10月30日(日)『会員制ラジオ番組 うまいっしょクラブ リターンズ』

https://www.stv.jp/radio/sps/schedule/20221030.html

11月7日まではradikoのタイムフリーで聞くことが可能です。
https://radiko.jp/#!/ts/STV/20221030180000

当サイト管理者も会員番号4000番台を持っており、会員証とその後投稿を読まれると送られてくるステッカーが3枚貼ってありましたので4回読まれたことになります。会員証どこいっちゃったかなぁ。

うまいっしょクラブについてはいろんな方が書かれていると思いますので、当サイトは番組でかかっていた「曲」についてです。

うまいっしょクラブでは、明石アナウンサー選曲の怪しい曲が「ジングル」として番組内で使われていました。

モスラの歌(PS-102)
ザ・ピーナッツ
2021/2/19

●「モスラの歌」ザ・ピーナッツ

番組初期に結構長く使ってたのがモスラの歌じゃないかと。インドネシア語とされる歌詞が、なんとなく怖くて夜中に思い出してしまいます。
作詞:由起こうじ
作曲:古関裕而
「由起こうじ」は監督の本多猪四郎氏、プロデューサーの田中友幸氏、脚本の関沢新一氏の3名による作詞を変名で記載しているようです。

モスラの歌に関しては新潟大学のサイトの記事で「翻訳」を試みています。

新潟大学 インドネシア語のトリビア
http://www.iess.niigata-u.ac.jp/shoshu/mado/language/08indonesian.html



俺は立花藤兵ェだ
小林昭二
2011/11/30

●「俺は立花藤兵ェだ」小林昭二・コロムビアゆりかご会

歌詞が独特な曲でありますし、なによりご本人が歌うのが素晴らしい作品であります。なにより「俺が」と歌いながら中身は各ライダーの「雑」(失礼)な紹介というのがなんとも言えません。
作詞:田中守
作曲:菊池俊輔



アルプスの少女ハイジ
野沢直子
1988/5/21

●「アルプスの少女ハイジ」野沢直子

野沢直子さんのアルバム「はなぢ」に入っています。大和田獏さんを歌う「おーわだばく」が印象的なアルバムですが、この曲もなかなかです。
作詞:のざわなおこ
作曲:民謡(記載無し)



へんな女
水原 弘
1996/12/11

●「へんな女」水原弘

東芝児童合唱団が参加して、怪しげなかけ声「ウパウパティンティン」と歌う、ある意味ネタ楽曲ではあります。最近本当に見かけなくなったハイアースのホーロー宣伝看板の主水原弘氏が歌う問題作です。でも、彼の歌、良いんですよねぇ。
ただ、奇跡の復活後の晩年の水原弘氏を知ってのあえてのこの曲なのでは?とも思うのです。「ウパウパティンティン」だけどさ。
作詩/作曲:浜口庫之助



●「クスリ・ルンバ PartII」アントニオ古賀

コーヒー・ルンバにのせてクスリの名前をひたすらに歌い続ける曲であります。たぶんNHKでは歌えなかったはず。
残念ながら配信にありませんので検索を。Jose Manzo Perroniはコーヒールンバの原曲の作者になっています。
作詞:Jose Manzo Perroni 訳詞:不詳
作曲:Jose Manzo Perroni

♪アリナミン エスカップ オロナイン パンビタン♪


●「ハッチャキ・ダンス」堺正章とコロムビアゆりかご会 グリーン・ピース

日本テレビの番組「ハッチャキ!!マチャアキ」のオープニングテーマで「村祭り」の替え歌になります。1990年の正月のみ使用というのが、お正月と言えば堺正章という感じだったのか、翌年B面だった「たたかえ!ハッチャキセブン」も使われました。2曲とも配信にはなさそうです。なお、グリーン・ピースは児童コーラスグループで、メンバーに坂上忍さんがおられました。
作詞:高瀬タカシ
作曲:森岡賢一郎


●「Oh! Coppe Bushi」殿様キングス

配信どころか一般的に発売されていない楽曲。興部町開基百年記念に町民に配布されたものですので、STVにもあったのかどうなのか?
作詞:鈴木宗敏
作曲:彩木雅夫

それにしても、殿様キングスさんやっぱり歌うまいなぁと感動ものであります。若干雑な歌詞も歌のうまさでカバーし、印象深い一曲になっております。
HBCテレビがこの曲について取材して放送してるのですが、そりゃうまいっしょクラブに触れないよなぁ。
http://vocaloid.blog120.fc2.com/blog-entry-17318.html


帰らなくちゃ
山本リンダ
2010/9/1

●「帰らなくちゃ」山本リンダ

いやぁ。この曲はいかにもです。60年代終わりの「いけない娘」はこんな感じですよ。可愛いじゃないですか。
作詞:三宅正蔵
作曲:遠藤実



●「スケート野郎」ザ・ジャイアンツ

ザ・ジャイアンツはGSバンドであります。「ケメ子の唄」をザ・ダーツと競作、ダーツは2位、ジャイアンツは6位を獲得しております。しかしジャイアンツ、残念ながらオリコンランクインはこの1曲のみ。「スケート野郎」は4枚目でありラストシングルになりますがB面曲です。ちなみにA面は永井秀和(お笑い芸人さんではない)ヤッホースケーターであります。
作詞:佐伯孝夫
作曲:寺岡真三

こちらもなかなか聞くことができない未配信。


●「あまい囁き」中村晃子・細川俊之

もう説明の必要が無いネタ曲ですね。でも、今聞くとですよ、素晴らしいじゃないですか。昔書きましたが細川俊之さんの声には憧れます。
作詞:G.Del Re・L Chiosso・訳詞:杉紀彦
作曲:G.Ferrio


(「さよならなんていわないで」梶光夫あたりは音源がなくて紹介できないし。残念)

3時間番組では、そうか、配信のない曲を中心にかけたんじゃないかなとも思うし、番組後期のジングルはあまりかけていないように思う。もう一度くらい「特番」があるんじゃないかな。

曲はたくさんあるんだけど、あと、コーナーに使っていた曲とかね。そして番組の終焉に関しては触れることはありませんでしたが、どれだけ楽しみにしていても、簡単に「終わる」ということです。だからこそ、今が大事とか思うのですよね。



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