「カサブランカ・ダンディ」沢田研二
発売日:1979年2月1日
オリコン最高位:5位
オリコン年間チャート:1979年 26位
ザ・ベストテン最高位:1位
ザ・ベストテン年間チャート:1979年 13位
売上枚数:39.0万枚
レーベル:ポリドール
レコード番号:DR-6280
A面:カサブランカ・ダンディ - Casablanca Dandy
作詞:阿久悠
作曲:大野克夫
編曲:大野克夫
歌唱:沢田研二
B面:バタフライ革命 - Butterfly Revolution
作詞:阿久悠
作曲:大野克夫
編曲:大野克夫
歌唱:沢田研二
バタフライ革命
沢田研二
1979/2/1
個人的にはB面バタフライ革命があまりにも衝撃的な歌詞で素敵なのです。いや、素敵と言ってはいけないのかもしれない、歌詞をどう解釈するかは個々の判断になりましょうが、「男は心に百匹の蝶を飼い 百人の女を愛するものだ、と うそぶくお前を殺してやりたい 殺してやりたい」A面で「女の頬を~はりたおして」ってので衝撃を受けてはいけない、そのくらいB面の尖りっぷりが凄いというか、阿久悠氏すごいと思わせるし、それを世に出せる時代背景みたいなもの感じます。
我が家はレコードを買ってくれるような家ではなかったけど、近所の家ではシングル盤は「手頃な」おもちゃ。子供が強請って買うわけです。いや、カサブランカ・ダンディは大人の曲だろう?と思っても子供がよく見る8時だよ!全員集合でも歌ってるし、麦茶も吹くし、親の世代だってジュリーは好き。で、購入したレコードのB面をそりゃ聞く。なかなかですぜ、奥さん(謎)
この当時の楽曲で、「性差」というのをどう感じながら「男らしさ」「女らしさ」を楽曲にちりばめるのか、そしてその性差をあえて「らしくない」感じにするのも一つの手法。男性が女性の気持ちを男性の言葉で歌う(と解釈することもできる)し、もうちょっと違う方向で解釈もできる。聞く人の感性が鍛えられるというか、この時代の楽曲は面白いなぁと感じます。
たぶん、カサブランカ・ダンディの解釈はいっぱいなされているけれど、個人的には「あんたの時代はよかった」んだから、1979年当時でも「女の頬」を「はりたおしていない」とも思えますから、安心してくださいね、そういう歌詞じゃありませんよと()じゃぁ、張り倒さないで何をしたの?キャーみたいな。そういう解釈でどうぞと。
カサブランカ・ダンディ
沢田研二
1979/2/1