2023/07/09
歌謡曲が好き
早見優
80年代歌謡曲
楽曲紹介
早見優さんのアルバム「LANAI」を聞いて夏を乗り切ろう
目次
- 逢いたい気分
- Sail In The Sunset
- Summer Holy Night
- ロコサーファー
- Someone’s Boy
- Rainy Boy
- Still Remember You
- You’re So Shy
- オレンジ・ムーンの恋
- Cover The Moon -月よ見ないで-
-
あくまで私個人としては早見優さんは夏のイメージ。その少し涼しさを感じる視線がドギマギした少年時代です。
7月に入って当サイト管理者が住む北海道でも30度を超える暑い日が続いています。車の中でエアコンを止めて、窓を全開にして海沿いの道路を走るのも気持ちいいものです。そのお供に子供の頃は、ん?シングル曲がないので知ってる曲がないんだよなぁと思ったこのアルバムを、大人になってもう一度聴いてみたら、いいじゃん!きもちいいじゃん!って感じ。
アルバムタイトルのLANAIはハワイ州のLanai Islandから取られているようです。その時々の富豪がパイナップル畑に開墾しリゾートホテルを建てて、今はオラクル社の創業者氏が島の土地の98%を持ってるとかで、いろいろ想いはありますが。
それでは、針を落としてみましょう。A面からです。
逢いたい気分
作詞:三浦徳子
作曲:亀井登志夫
編曲:村松邦男
アルバムの最初が夜の感じってあまりない印象なんです。早見優さんが恋焦がれた相手がちょっと羨ましいような、でも、そこまでどよーんとしていないのは早見優さんらしさで、「会えないのつらくて」と言いながらも明るくてキラキラしてるんですね。
この歌詞の肝は最後の「誰にでもあるような恋じゃない」そして「誰にでもあるような夜じゃない」です。
Sail In The Sunset
作詞:竜真知子
作曲:安部恭弘
編曲:村松邦男
コーラスアレンジ:安部恭弘
夕方に海沿いを歩く二人、七つの海見せてくれる、いいねぇ、ヒューヒューです。サビが頭にくる曲は好きで、それだけでもキラキラした感じです。
夏は恋ですよって若い感じが思い出されるような、そんな感じがすごくいいです。ここまでの甘い思いではないけど、おっさんにだって若かった頃があったんだぞ!って言いたくなる。
Summer Holy Night
作詞:三浦徳子
作曲:亀井登志夫
編曲:村松邦男
時代的なものがありましょうが、雨の中で車止めて乗っちゃうシチュエーション、80年代的でいいですね。見知らぬ人と運命感じて雨を拭くためじゃなくて「バスルーム」ですからねぇ。このアルバム、印象的な歌詞があっていいです。「数分で恋する人」「もう・・・数秒で愛する人」もう結婚決めちゃってますがな。
ロコサーファー
作詞:三浦徳子
作曲:ケニー萩原
編曲:村松邦男
女の子からペンダントを頂いたことはないけど、貰ったらずっとつけてるだろうなぁ。でも「あなたの趣味にはちょっと」って選んだのあなたやん!ですが、早見優さんの「セリフ」にくらくらです。このセリフが歌詞カードにないので、何度も聞き取ってクラクラ持続です。「期待したんだけどぉ」ってのが、なんか唆るのよ。あと、ナンシーだけが知ってるって歌詞もいいですね。
Someone’s Boy
作詞:竜真知子
作曲:安部恭弘
編曲:村松邦男
コーラスアレンジ:安部恭弘
あら、パーティから逃げ出したのを見つけられちゃった。外で2人でお話ししたらいい感じ、でも、彼は女の子連れてきたんじゃないの?でもこういうシチュエーションがなんとなく盛り上がるのは、ほら、若い二人ですもの。「先のことなど気にしない」ですよ。安部恭弘さんの曲も素敵。
さて、B面にひっくり返しますよ。
Rainy Boy
作詞:小林和子
作曲:ケン田村
編曲:井上鑑
A面とはずいぶん違った感じでスタートするB面、ラナイ島に「忘れるため」に来ています。パイナップル畑は多分当時はたくさんあったんでしょう。でも、ちょっと情景を感じるケン田村氏的な楽曲はいい!乾いた暑さと爽やかさが感じられていいんですよ。
Still Remember You
作詞:竜真知子
作曲:筒美京平
編曲:井上鑑
もしかするとシングル候補曲だったのかもしれない筒美京平さん楽曲、やっぱり英語歌詞がある早見優さんの楽曲はいいですねぇ。曲の頭がララララってこういうの好き!って感じなのよね。若干シャカタク的なのも感じますけど。
You’re So Shy
作詞:竜真知子
作曲:筒美京平
編曲:井上鑑
もう、私の好みのタイプ楽曲。シャイな男の子にリードしていってくれそうな印象であります早見優さん。そう、オタク的なお兄ちゃんにもきっと優しくしてくれそうな感じがあるのよね。ほっとけないのよ!って明るく声かけてくれそうなイメージです。でも、彼氏もシャイな男の子すぎたらやっぱりダメよ。優しさも大事と強さも大事♪
オレンジ・ムーンの恋
作詞:小林和子
作曲:筒美京平
編曲:井上鑑
最後の2曲は「ムーン」です。93QFMひねって夜の二人はあまりいい感じじゃないんですね。彼女は黙ってやってきて、すごく積極的なのですが、彼氏はニブいのは別な要素もありそう。でも積極的な優さんはいつもの無邪気さで踊ろう!って明るい。うん、これはあまり上手くいかない感じ。
Cover The Moon -月よ見ないで-
作詞:竜真知子
作曲:筒美京平
編曲:井上鑑
その世界観の続きなのか、最後の曲はしっとりと月夜の海です。いつもの無邪気さで踊ろう!と言っていたけど、よりそえるだけで幸せよと言いながらも、やっぱり二人がうまくいきたいのですよ。
1983年の5月に発売になったこのアルバムは週刊オリコンチャートでは5位を獲得、この当時のアルバムではやっぱり松田聖子さん中森明菜さんが強いのですが、そんな中でも堂々たる成績と言っていいと思います。しかもシングル曲が入っていないのです。
この年の8月にはシングル曲とメッセージを含めたミニアルバム「Dear」を出しますが、もちろんそれも週間7位と善戦、でもアルバムが評価されていたというのが素晴らしいとも思うのです。
よろしければこの夏、配信でも聴くことができるようになった早見優さんの楽曲で暑い夏を乗り切っていきましょう。