ソニー坊やと呼ばれた男 Liberty 1987年9月
https://bouya.officew.jp/liberty-1987-09/
SONYカタログ
このレコードプレーヤー、持ち運びしやすいし、フォノアンプが入っていますので、適当に接続しても鳴ってくれる、多少取り扱いが雑でも良いという意味で重宝していたんです。
レコードプレーヤーPS-F8を修理しました。そしてDP-29Fの調整
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=1528
木曜日のタマネギ レコード回転数と内周、外周差等の試算
https://www.thursdayonion.jp/txt/20231109_01.xlsx
この盤面の大きさと楽曲の音質面の問題が45回転くらいがちょうど良かった?と思いますが、私の収集力では文献が見当たりません。1秒間に1.3回回るという意味では何か意味のある数字だと思うんですが。
そう思うと特に外周内周の差が大きい12インチのアルバム曲、外周側にヒット曲や派手目な曲を、内周側にバラードのような静かめの曲を置くのは非常に理にかなっています。アルバムの曲順はいろんな考え方があって、その一つにレコードの収録時間や音質問題も絡むとなると、エンジニアさん大変ですね。
さて、通常は高級機種にしか付いていないストロボによる回転数表示を普及機でも使えるようにストロボスコープを作成された方がおられますのでありがたく使わせていただきます。我が家、古めの蛍光灯灯具がありますのできっちりこれを使って(45回転はともかく)合わせられます。このサイト電気をちょっと囓っただけの私としてはとても面白く時間泥棒です。いつか貴社の製品を購入できるようになりたい。
FIDELIX 回転数表記が正確なストロボスコープを作ってみました。
http://www.fidelix.jp/others/STROBOSCOPE.html
FIDELIX ストロボスコープ
RPM Speed & Wow
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.AM.AM.RPMSpeed&hl=ja&gl=US
手元にあるBOSE SoundLink Miniに接続(ミニプラグ外部入力端子があるので、プレーヤーからのRCA赤白オス出力から接続できるRCAメス-ミニプラグオスのケーブルも購入)して鳴らしてみます。うん、良い感じ。この小さなBluetoothスピーカーは外部入力端子が付いているのが珍しくて重宝しています。少し低音を強調しますし、高音はボリュームが大きいと割れ気味になりますが、狭い車庫の一室では問題ありません。
夜が長くて家にこもりがちな冬を前に、レコードを楽しく鑑賞できる場所を用意できました。サイト更新も・・・捗るかしら?
1980年代からは斉藤由貴さんの「悲しみよこんにちは」を。既に制作的にはデジタル化後ですが、こちらもイントロが特徴的。時間泥棒的に目に付いたレコードを次々に再生してみます。シングルレコードは長くても5分で演奏が終わり、入れ替えなければ次を聞くことができませんから、何か作業をしながら聞くのには全く適しません。でも、回るレコードを眺めながら聴くのはやっぱり楽しい。
アナログレコードは少なくともRIAAの規格制定である1954年以降(RIAA以前のものでも1948年にColumbiaが制定した33・1/3回転のLPレコード、1949年にRCAが制定した45回転レコード以降ならフォノイコライザ的な問題はあるにせよ聞くには聞ける)モノラル盤、CD-4などの4チャンネル盤にしても基本的に聞くことが可能で、このあたりの互換性というのが考慮されてきた歴史であることもわかります。
どの時代のレコードもこの目の前の安いプレーヤーで再生できます。これって、とてもすごいことだと思うのです。
同様に1981年にRed Bookで規格が制定されているCDも今でも当時のものを再生でき、過酷な環境ではなければ長期保管も問題がないとはされています。しかし、保存が悪いものは腐食し読み出せなくなる。アナログレコードはその溝が一部分でも残っていれば再生できる可能性があるメディアともいえます。