ですので、1970年代、80年代前半は発売日がいまいち不詳な作品が結構あるのですが、少なくともCD化と前後した1984年あたりから以降で発売日が不明という作品はまずありません。なぜならジャケットに発売日が明記されているからです。
「N・11・21」と書かれているレコードをお持ちしました。1984年11月21日発売のチェッカーズ「ジュリアに傷心」です。11月21日はわかるけど、じゃぁ「N」ってなによ?これが暗号というか、ほー、そういう意味なんだ!とわかったのは手元のレコードを年代別に見たからですね。
もったいぶりましたが、以下のようになっています。
N 1984年
I 1985年
H 1986年
O 1987年
N (2回目の登場なので使用せず)
R 1988年
E 1989年
C 1990年
O (2回目の登場なので使用せず)
R (2回目の登場なので使用せず)
D 1991年
K 1992年
日本レコード協会のローマ字表記「NIHON RECORD KYOUKAI」をあてはめているんですね。とはいえ90年以降は西暦下2桁を表示することが多くなり、あまりこの暗号を見る機会はありません。手元のCDを見る限り1992年を最後に使っていないように思えます。 1990年以降はあまり「暗号」を見たことがない
CDになってから、表記にさらに○内にアルファベットが記載されています。
・「○X」は貸与禁止対象であることを示します。(Xじゃなく×らしい)
・「○L」は邦楽盤であることを示します。「○Y」は洋楽盤。
・「○P」は原盤レコード製作者権利と最初の発行年。
・「○C」は著作権者権利と最初の発行年。
を表しています。再販盤やレコード会社移籍後のベストアルバムとかで表記が変わることになりましょうね。