JVCKENWOOD マイクロコンポーネントメモリーシステム UX-GM50
https://www3.jvckenwood.com/audio_w/home/ux-gm50/
そういえば、この機種に変える前に使っていたミニコンポ(CD部が故障したので当時の職場でラジオ受信用として使用していて、先日その元職場を訪問したらまだ現役で動いていて感激)はAMステレオ放送に対応した機種でした。残念ながら本機はAMステレオ未対応です。
1990年代民放AMラジオ放送の一部ではステレオ放送で送信されており、対応受信機があれば多重音声で楽しめるというのがありました。野球中継や音楽放送では顕著に違いがわかってよかったですね。
北海道ではHBCが1992年から、STVがかなり遅れて1996年から対応を開始したものの、NHKは対応せず、対応受信機販売数が少ないなどの要因があり2010年には両局とも以前のモノラル放送に戻っています。なお、AMステレオ放送は現在も「ニッポン放送」「ラジオ大阪」「和歌山放送」では行われているはずです。
この時代のFMラジオは当時のアナログテレビ放送の音声受信が可能な機種が多く、本機も対応しており、FM放送を108MHzまで受信することが可能です。このアナログテレビ放送も2011年で終了するわけですが、その後2014年からAM放送の補完中継局「ワイドFM」としてAMラジオ放送のFM電波での放送が開始されます。北海道でも2016年からHBCラジオが91.5MHzで、STVラジオが90.4MHzで放送しています。私はしばらくこの機能に気がついておらず野球中継を普通にAMで聞いていたんですが、なんだよ!対応してるじゃんか!と。
さらに、ラジオ局のプリセットが30局可能でありますので、地域コミュニティFM局(札幌市内で7局)セットしてもまだ余り、なおかつプリセットに放送局名を設定できるので、どこの局を聞いてるのか明確に表示もできます。
可動部分がCDプレーヤ部くらいですので故障してる場所もなく、ちょっとリモコンのボタン数が多いきらいはありますが、今後も活用していきましょう。もちろん外部入力端子がありますのでレコードの再生やスマートフォンからの再生もここから可能です。
早速タイマーをセットしてラジオを聞きながらスリープタイマーで就寝、そしてお目覚めもラジオでという生活ができるようになります。今までこれが家族の関係で難しかったんですよ。久々にジェットストリームを聞きました。福山雅治さんは福山雅治さんって声ですね()
NPO京都コミュニティ放送 FM79.7京都三条ラジオカフェ 「受信マニュアル」
https://radiocafe.jp/fmradio/
我が家のもこれとほぼ同じことをしているのであります。腕の長さが1.88mは79.7MHz専用と言っていい長さですね。こんなもんでいいと思います。
いやはやいい感じですよ。今までまったく入らなかった豊平区のFMアップルが雑音はあれど入ります。確か以前知人がDJやってたと思うけど、今でもやってるのかなぁ。とはいえもう少し受信感度は上げたい。ということで次回の課題にします。
総務省 AM局の運用休止に係る特例措置
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/am_station.html
場合によってはこの特例措置からAM送信を復帰しない局も出てくることは予想されます。
AMラジオは山影などでの不感地帯が少ないことがありますが、特に夜間に他国や他地域のラジオ放送の受信ができてしまうため混信対策が必要であることや、同じ周波数で複数の送信塔からの放送は中間地点で非常に不安定な放送になる(現在はかなり対策が進んでいるが、同じ1440KHzで送信していたSTVラジオの札幌と苫小牧、室蘭の場合、その中間地点付近では音が大きくなったり小さくなったりと安定して聞けない地域がありました)などもあり、FM放送での送信は悪いことばかりでもありません。
この同じ周波数でのフェージング問題について解説がありました。後発のSTVラジオとしては札幌から室蘭までの区間でラジオのチューニングを行わなくても聞き続けられることのほうが重要だったのでしょう。同様に旭川以北は1197KHzで固定されています。
札幌テレビ放送苫小牧ラジオ送信所
http://www.bekkoame.ne.jp/~tume/tomakomai_stv.html
民放FM局はなかなかエリア拡大が進みませんでした。1982年に開局したFM北海道(AIR-G')ですら室蘭開局は1992年まで待たなければなりませんでしたし、2008年には無断で地域向けに再送信していた中標津町の方が逮捕されるという事態にもなっています。硬派でよいところのあるNHK-FMではありますが、それだけじゃ満足できないというのもまたわかる話です。
1993年開局のNorthWaveは現在も北見エリアでの聴取ができません。旭川以北や根室管内も聞けません。現在はネットを利用したRadikoでエリア内どこでもネットさえつながればラジオを楽しめるよい時代ではありますし、通信状況が大きく改善しているので車を運転しながら聞くことは問題は無いのではあるのですが、地方はなかなかラジオを聞く習慣が育たないというのはありましょうね。
新しいお部屋で音楽三昧。家に帰るのが少し楽しみになってきました。