2025/02/06 歌謡曲が好き 80年代歌謡曲 楽曲紹介

楽曲から「春」を感じてみたい


目次
  1. 1983年02月01日「夢・恋・人。」藤村美樹
  2. 1983年02月05日「う、ふ、ふ、ふ、」epo
  3. 1983年02月05日「恋は春感」山口美央子
  4. 1988年02月10日「サクラが咲いた」西村知美
  5. 1981年04月01日「ちょっと春風」沢田富美子
  6. 1986年03月21日「春景色」南野陽子
  7. 春が待ち遠しい

当サイト管理者、冬場はいまいち体調が悪いし、頭も重い、やる気のなさを感じるこの頃であります。これが3月4月になって天候が回復して外出の機会が増えると途端に元気になります。

で、この時期は少し早く「春」をイメージした楽曲が登場します。1980年代でありますと化粧品会社の「春」のキャンペーンソングが出そろう時期ですね。そんな少し先取りの「春」を楽曲から感じてみたくはないでしょうか?

夢恋人
藤村美樹
1994/12/21 (3:15) 534136967

1983年02月01日「夢・恋・人。」藤村美樹


最初に紹介するのが「カネボウ化粧品'83春のプロモーション「夢・恋・人。AVA」のイメージソング」とジャケットに記載されています藤村美樹さんのソロデビューシングル「夢・恋・人。」です。
キャンディーズのメンバー「藤村美樹」さん、キャンディーズ時代にメインボーカルを取ったのは「わな」くらいなのですが、実のところ低音から高音まで音域が広く、キャンディーズの音楽性の幅を広げていたのは実はミキちゃんだったんじゃないの?ってアルバムを聴いたりしますと思うのであります。1978年のキャンディーズ解散後、一時的に芸能界に復帰した形でこのシングル1枚とアルバム1枚のみをソロで残しています。

作詞は松本隆さん、作編曲は細野晴臣さんという布陣ですが、藤村美樹さんはキャンディーズ時代からいくつかの楽曲で作編曲されており、ソロアルバムでも5曲を作曲されています。確認した限り他の方に提供した楽曲はなさそうです。

アフリカン ファンタジー
藤村美樹
1994/12/21 (3:57) 534136967



う、ふ、ふ、ふ、
EPO
1983/2/5 (4:14) 1529003241

1983年02月05日「う、ふ、ふ、ふ、」epo


その1983年「資生堂フェアネス春のテーマ・ソング」として発売されたのがEPOさんの「う、ふ、ふ、ふ、」です。EPOさんの5枚目のシングルとなります。何がすごいって、このタイトルフレーズ、誰もが一度聞いたら忘れられずに思わず口ずさむというキャッチーさで、毎年春になればテレビからもラジオからも流れ、そして化粧品以外の他社コマーシャルに使われます。40年以上経ってマクドナルドのCMで流れてきたのには驚きました。

そしてその後もEPOさんは資生堂キャンペーンでは1984年春の「くちびるヌード」高見知佳、そして1984年秋の「ニュアンスしましょ」香坂みゆきとキャンペーンソングに関わることになります。
高見知佳さんは未配信なので、EPOさんのセルフカバーを。

くちびるヌード・咲かせます
EPO
1984/2/21 (3:51) 1529003858

ニュアンスしましょ
香坂みゆき
1984/8/1 (4:00) 1647282232


恋は春感
山口美央子
1983/3/21 (3:53) 1537221689

1983年02月05日「恋は春感」山口美央子


1983年「コーセー 春のキャンペーン イメージソング」です。山口美央子さんは1980年デビュー、この楽曲も含めてなかなか世間認知の少ない方とは思うのですが、昨今の「シティポップ」ブームに後押しされる形で2018年に各アルバムがCD化、配信もされるようになりました。
ご本人はその後も楽曲提供を数多くされ高井麻巳子さんの「テンダー・レイン」や渡辺満里奈さん「もう夢からさめないで」、CoCoの「EQUALロマンス」 などを作曲されています。

それにしてもですよ、この少し気だるそうなな感じって、なかなか当時ウケにくかったのかなぁとは思いますが、今聞くと「きっと出会えるわ 恋は春感 乙女の心は 虹色といろ きっと拾えるわ 春の予感で 私のおもいは ときめく空に咲く」かなりキャッチーだと思うんですよね。

1988年02月10日「サクラが咲いた」西村知美


以前も当サイトではこの楽曲についてほんの少し触れているのですが、日本歌謡界で「桜」がタイトルや歌詞に登場するのは非常に少ないのです。その理由はいくつかありましょうが作詞の松本隆さんや西村知美さんの関係者の方々がそれを意図したのかどうか、結果的に昭和最後の春にカタカナとはいえ「桜」をタイトルにした楽曲をリリースされたこと。桜はタイトルや歌詞に使ってもいいんだと知らしめたことが大事だったんじゃないかなとも思うのです。

それ以前に、この世代を聞いていた方々「とりあえず」って言うとき「とりあえずとりあえず~♪」と2回重ねて歌ったりしませんか?私はその傾向があって怪訝そうな顔をされます。

西村知美さんの楽曲は配信が無いのが残念ですね。

1981年04月01日「ちょっと春風」沢田富美子


春の楽曲といってふと思い出すのがこの「ちょっと春風」です。沢田富美子さんのデビュー曲なのですが、残念ながらオリコンランクインはされていません。どちらかと言えば「投資家」「不動産王」的な取り上げの方が多い方かもしれませんが、何しろ歌唱力は天下一品とも言えましょう。残念ながら配信はありませんので、是非ともモスクワオリンピックのキャラクター「こぐまのミーシャ」のテーマソングとともに日の目を見て欲しいのであります。
CBSソニーからのデビューと相まって、この楽曲の制作陣は作詞:三浦徳子さん、作曲:小田裕一郎さん、編曲:大村雅朗さん。そう松田聖子さんの「青い珊瑚礁」と同じなんですね。この布陣は以前も紹介しています1981年02月05日発売の松原みきさん「ニートな午後3時」も含めて、新しい女性像を広めた楽曲ともいえましょう。


春景色
南野 陽子
1986/4/21 (5:21) 1536989704

1986年03月21日「春景色」南野陽子


シングル曲ではないのですが、春のイメージの楽曲の異色作といえるのが南野陽子さんのファーストアルバム1986年04月21日発売の「ジェラート」の1曲目、そして1986年03月21日発売「悲しみモニュメント」のB面曲でありますこの楽曲です。
阪急神戸線、そして神戸の町並み「紺色の詰襟」制服の彼とアイランド・カフェとジェラート。私は地理関係がわかりませんで後付けでしたが、卒業してしまう彼との別れみたいな曲が多い中で、自分は卒業したけど彼はそうじゃないという関係性のギクシャク感というのはすごく新しい視点ですし、南野陽子さんのラジオのジングルでも使われていましたので耳なじみもあるなぁと。
田舎者の私としてはジェラートも紺色のいいところの制服もカフェも遠い世界だったけど、その中でちょっと都会的で、ちょっとお嬢様な南野陽子さんが素敵だなぁと思った一曲です。


春が待ち遠しい

いやぁ、春が待ち遠しいです。当地は「雪まつり」でありまして、まだまだしばらくは雪と格闘して、また、青空がなかなか望めないのですが、こんな感じの楽曲を聴いて少し元気になります!
今回紹介した楽曲も含めて春っぽい楽曲を50曲選曲してみました。これを聞いて春を待ちましょう♪

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