2019/03/01 歌謡曲が好き トワ・エ・モワ

札幌市営地下鉄の「虹と雪のバラード」



先月より札幌市交通局は地下鉄の一部の駅で列車到着時に「虹と雪のバラード」のフレーズを流すようになりました。


北海道新聞 2019年02月04日
「虹と雪のバラード」到着メロディーに 札幌市営地下鉄
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/273506
> 札幌市は4日、1972年札幌冬季五輪のテーマ曲「虹と雪のバラード」をアレンジした到着メロディーの放送を、市営地下鉄南北線の真駒内や大通、東西線円山公園駅などで始めた。  2030年の冬季五輪・パラリンピックの招致機運を高める狙い。


「虹と雪のバラード」は河邨文一郎作詞、村井邦彦作曲で「NHKみんなのうた」で「札幌五輪の歌」として流されたものだったようです。私の生まれる前の話ですのでもちろん記憶はありません。


河邨文一郎(かわむらぶんいちろう)氏は札幌医科大学の教授で整形外科の医師でありました。その傍ら詩人としても活動され、2004年に亡くなっております。


この「虹と雪のバラード」は版のほか、ピンキーとキラーズ、ジャッキー吉川とブルーコメッツがシングルでリリース、黛ジュンさん、菅原洋一さん、佐良直美さん、天地真理さんなどアルバム内の曲として収録しています。
「虹と雪のバラード」トワ・エ・モワ
発売日:1971年8月25日
オリコン最高位:7位
売上枚数:約22.9万枚
レーベル:東芝音工
レコード番号:LTP-2501


普段、通勤で地下鉄を使っていませんでしたので、やっと先日メロディを聴きました。折角ですので録音してまいりましたので、お楽しみください。

札幌市交通局
地下鉄すすきの駅列車到着音
https://www.thursdayonion.jp/txt/20190301_01.aac

ちょっとアレンジが「歌える」形ではありませんが、これはあくまで接近警告メロディとして作られたこともあるんでしょう。


大倉山ジャンプ競技場には「虹と雪のバラード」の歌碑が2005年に建設され、札幌市内の小学校ではよく唱歌として歌われるとのことです。この歌の歌詞が希望に燃える70年代の札幌をイメージできるわけです。


札幌オリンピックの開催の可否はわかりませんし、賛成反対意見がありますが、オリンピックを開催できる国力と経済規模があり、これだけの雪が降る200万人が住む都市は札幌しかないようですので、前回オリンピックを再開発する意味でもこれをやってみることは悪くないように思います。他人事ですが、世界規模のイベントをやるのに赤字黒字というみみっちいことで成果を評価するのもなんだかなぁとも思うわけです。

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