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わざとこんな昔の記事につなげて


2016/07/06  AKB48 2000年代歌謡曲


【オリコン上半期】AKB48が6年連続1・2位独占 乃木坂3位、欅坂6位で大健闘
(記事)

AKBの今回の曲「翼はいらない」を先週初めて聞くことになった。もう頑張ってアンテナを伸ばさないとミリオンヒットの曲すら聴かないという恐ろしい世の中になったものだと思う。

先に言っておくが、私はこの曲自体を批判する気も、AKBを批判するつもりも無い。彼女たちはただ一生懸命に練習して「総選挙」を戦い、そしてファンの前に現れる、それ自体は何の問題も無い。

しかし、一般的なレコード店にも行かず、自分の意思で曲を入手するようなこともせず、まして、テレビもほとんど見ないという方に、曲を聴かせることは難しいこと。

そしてネット世代は「自分の必要な情報だけ」を選んで入手する。そこには興味の無いものは全てシャットアウトしてしまえるわけで、いくらCDが売れたところで大衆が全く聞いたことが無いという曲ができあがる一因でもあります。


「翼はいらない」は総選挙の参加チケットが封入されているわけですから、曲はともかく売れることの約束された商品です。

そして、そのPVは1972年の学生運動に参加しているAKBメンバーを写しているわけです。私は世代的に学生運動は経験していませんが、しかし、1972年というのに妙に引っかかりを覚えたんです。1972年は沖縄返還の年、そしてこの年が「学生運動」が終わった年です。山岳ベース事件あたりを参照いただければいいでしょう。

一般の人が思い浮かべる「学生運動」は68年から69年の安田講堂事件なわけです。しかし、この曲に使われるのは事実とは異なると思われる72年。安保法は1970年に延長され既に終了済、なぜ72年なんだろう。それが私にはどうしても謎なのです。


当然1971年の赤い鳥「翼をください」のことは頭にあるだろう。しかしこの曲は決して当時ヒットした楽曲では無い。合唱曲として取り上げられるのは80年代に入ってからで、学生運動の彼らが歌っていた楽曲ですら無い。


時代考証なんかどうでもいいと考えているとは思えないのだ、誰が調べてもすぐわかることなんだから。それに金かけて車や列車、周りの情景をいろいろ出している。そこまでかけているのに、その根幹の「学生運動」自体の設定にウソがあるのはどういうことなのか。
1972年は秋元康が中学生の頃と思われる。少なくともそれなりの学力がある秋本氏が当時のことがらを全く知らないとも思わないし、この矛盾に気がつかないわけがない。



この曲は若者の無念を歌った歌なんだろうか?歌詞は
 空を飛ばなくても
 歩いて行けるから
 自分が持ってるものだけで
 しあわせになれるんだ
やっぱりなにか納得できない。

全く映像も曲も私の胸を打たないんだ。あの頃の学生運動自体も「ウソ」で塗り固められていた。そして今のAKBの「大ヒット」も作られたウソ。それを言いたいのなら少しは納得する。

あの頃の学生運動は今も「総括」されていない。「今の若者」と持ち上げられた国会デモの方々も、訴え自体は全く私の胸を打たない。その国会デモを運営してるのはその頃の「学生運動」の残党の皆様。年齢的にはそう考えるのが自然です。


私は決して自民党信者でもなければ現政権を必ずしもいいとは思っていない。野党がちゃんとした「先」を訴え見せてくれるなら喜んでそういう政党に投票する。
しかし、多くの野党は「アベ政治を許さない」のプラカードだけ。アベ政治を倒したらどうしてくれるの?それが全く見えないなら、そんな政党に近寄ることはできないのです。やっていることは学生運動とその後のテロ組織と何も変わらないじゃないか。そう思うのです。

学生運動の後に何が起きましたか?あさま山荘事件が起こり、国鉄職員のストや遅延行為など社会不安が広がり上尾事件や国電暴動が起きる、三菱重工爆破事件などの爆弾テロ、日本赤軍の各事件。


そして、この何を訴えているのか全く伝わらない「翼はいらない」がダブルミリオンで世に出回っている(のに、近しい人は誰も聞いたことが無い)ことが妙な不安感を感じるのです。こんなに表に出ているのに、行っていることは全て裏側。


いったい、この売上はどう処理されているのだ?いったいなにを訴えているんだ?何を目指しているんだ?



先週くらいから初めてこの曲のPV見てから、何か背筋が寒くなっている。それが考えすぎで無ければいいんだけど。
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