国土交通省 乗用車等の衝突被害軽減ブレーキに関する国際基準を導入し、新車を対象とした義務付けを行います。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001326168.pdf
こんなものを必要とするような運転者はクルマを降りるべきだ!70歳以降は毎年更新させてクルマを運転できなくさせるべきだ!という声があるのはとてもよくわかります。実際高齢者が起こした痛ましい事故を思えば私自身もそう長く運転する気は無いというものでもあります。
サポカーとて当然に完璧なものではなく、安全装置の塊のような、実際にそのタイプのクルマに乗っているワタシにとっても「どうしたらあのクルマのあの警告と自動ブレーキ機能があっても人を轢いたのか?」と思うような事故もままあります。
とはいえ、中古車として出回る車の年数を考えてもあと5年もすれば購入できるクルマは何らかのサポート車になるということで、悲惨な交通事故が一件でも減っていくことになれば良いなとは思うわけです。ちなみに自動車検査登録情報協会が2021年に発表した「乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数」は13.87年とのことですが、5年落ち以上の車両は中古車としてほぼ出回らないわけで、ワンオーナーとして継続される車両を除けば今後選べる車両で「安全機能」がない車両を選ぶことは困難になります。自分の目と機械の目のダブルチェックで走っている状況がほぼすべての公道を走るクルマで実装されていくならば歓迎すべきことです。
逆に言えば「自動ブレーキ」なんぞ絶対いやだ!という方は今が購入できる最後のチャンスといえましょう。
事故は0にはならないし死亡事故も0にはならないけれど、もう1970年代のような年間1万人以上が交通事故で亡くなる時代に戻ることはありません。2023年度の交通事故死亡者数は2,678人です。これを限りなく0に近づけなければなりません。
枯れた整備士ひでぽんちゃんねる
高齢者が運転免許証を還せない理由
20分ほどの動画ですが、クルマ好きの方だからこそ、そして60を過ぎたからこその視点というのを思うわけです。
ワタシ個人は自分の親、妻の親双方が亡くなった時点でクルマを降りることに決めています。今最も困るのは親の通院や買物を手助けしなければならないこと。しかし、それがなくなれば自分のためにクルマを維持する必要は無いと思っています。すでに50代ですから、自分自身の車の運転も少しずつ衰えていることを感じるわけですね。ただ、今度は自分が病院や買物の移動にどう向き合っていくか?ということを突きつけられているわけです。
我が家では2014年から当時のCM的には「ぶつからないクルマ?」とされていたカメラによる制御が入っているクルマに乗っています。
当時のクルマについていた機能は
・誤発進抑制制御
(前方に壁やクルマや人がいる状態でアクセルを踏み込んでも発進しない)
・車線逸脱警報・ふらつき警報機能
(左右の白線、黄線をはみ出しそうになった場合に警報を発する)(ただしハンドルに介入するわけではない)
・プリクラッシュブレーキ
(前走車に追突しそうなとき、歩行者などにぶつかりそうなときにブレーキをかけ停車する)
・追従機能付きクルーズコントロール
(前走車に続いて設定した速度以下でアクセルを踏むことなく走り、前車が減速、停止した場合に自車も減速、停止する)
このようなものです。
実際そのような状況にはなりませんでしたが、アクセルとブレーキを踏み間違えたなどで店舗などに突っ込む事故はある程度防ぐというのは当時40代に入ったワタシにとっても一つの安心でありました。
まだこの時代は他社で同様の機能は高級車の一部でしか実現していなかったという面があります。Toyota Safety Senseを例にしますと2014年以降に徐々に搭載車が増えていったという形になります。当時ワタシが購入できた価格帯、機能のクルマでこのようなサポート機能をつけることができませんでした。
しかし、技術進歩はすさまじく、現在上記の内容はほぼ乗用車の新車すべてに搭載されていると言って良いでしょう。200万円以下のグレードもあるトヨタヤリスにも機能は絞られているとはいえ一定のサポート機能をつけています。義務化されたこともありますが、価格面でも各メーカーが本当に頑張っていることがうかがえるのです。
今私の乗っているクルマでは、ハンドル制御、後退時のプリクラッシュブレーキが装備された後継のものになっていて、クルーズコントロールは遠出のときには大活躍ですし、また、自宅車庫でも壁までの距離を音で表せますし、それに完全に頼らないにしても誤ってアクセルを踏み込んでも安心ということにはなります。その機能が発揮されないことを願いますね。
運転が不安か否かに限らず、ハンドルを持つものが当然安全運転を自覚し、事故を起こさないようにしていきたい。もちろん機械に頼り過ぎてはならないとしても機能を使いながら安全安心に走って行くことをもうちょっとだけ続けていきたいのです。
枯れた整備士ひでぽんちゃんねる
スズキのスペーシアが、神車でした。安くて先進的な安全装備に驚きます
警察庁 サポートカー限定免許について
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/support_car.html
現在は高齢者向け免許というくくりで考えられているかもしれませんが、AT限定免許同様免許に対する教習時間を減らせるなどのプラスが今後行われるのであれば若い方にも浸透していく、最終的にはAT限定免許内に内包されていく形になるのではないか?とも思います。
人生のうち「クルマ生活」最後の1台をサポートカーにすることで、自主返納前、本人がクルマにこだわるのであれば、こういうプランも考えて欲しいという説得の材料にもなるのかもしれません。
これで、あと少し、それこそ子供の進学費用が終わるまで、あと何年かだけでも親が自分で病院や買物に行けるようにという感想を持つ50代60代もおられるでしょう。そしてそれは高齢者に近づきつつある自分にも迫ってきます。
木曜日のタマネギ 「子供の減少」と昭和歌謡趣味
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=1586
人数が多い団塊ジュニア世代にある私たちが高齢者となる段階で、どのように生活していけるのか?というのは漠然と不安を感じます。クルマとて自分で運転するだけならともかく誰かがクルマを整備し、誰かが道路を補修し、誰かがガソリンなり燃料を運んでくれなければ維持できないわけです。北国では切実な除雪問題も重機オペレータの高齢化と人員不足は深刻になっています。
通院や買物と何度も書いていますが、その通院だって身近な場所ではなくなるかもしれませんし、買物に至っては徒歩圏内に複数あるスーパが一つも無くなってしまうことだって現実になる状況までなっているのですね。
そんな中でこのサイトは「懐かしい曲」を探す一助として高齢者に片足突っ込んだワタシが高齢になっても続けられる趣味としてなんとか維持していきたいわけで、最後は家から出ずにこのサイトばかり直していく、そんな老後が見え隠れしています。
自分がどんな「爺」になるか、長生きしないかもしれませんが、もうちょっとだけ、頑張ってサイトを維持できればなぁなんて思っています。サーバを管理する人員も実のところ不足して今までのように安価にサーバが維持できない状況になる可能性もありましょうが。
この欄で紹介する楽曲は忌野清志郎さんの2枚目のソロアルバム「Memphis」の1曲「高齢化社会」です。