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車載音楽再生用スマホを「CMF Phone 1」に買い換えました


2025/04/17  歌謡曲が好き 車載音楽環境 読まなくていい日記

目次
  1. 我が家の「車内」音楽環境
  2. あら、CMF Phone 1が安い!
  3. CMF Phone 1のスペック
  4. おしゃれなオレンジCMF
    1. CMF Phone 1開封と初期設定
    2. CMF Buds開封と初期設定
  5. iijmioの使用感と低速モード
  6. 長く使っていきたい

久々の記事が、昭和歌謡とは特段に関係ないものになったのは非常に心苦しいわけですが、3月4月は繁忙期で今年は特に忙しくてバタバタしておりまして、やっと4月3週目落ち着いてきましたので、こんな記事からリスタートです。

我が家の「車内」音楽環境


当サイト管理者、クルマの中で音楽再生のために以前からiPodやスマートフォンを置いておりました。
2001年に発売が開始されたApple製の音楽プレーヤiPodは当時はMacintoshPCにのみ対応しており、導入を検討も価格の高さから躊躇していました。その後各メーカーから様々な音楽再生プレーヤが発表され、安価で容量の小さい音楽プレーヤをいくつか試行したのがこの頃です。
その後やっと2008年頃に当時の最大容量機種でありますiPod Classic160GBを購入しています。パソコンに接続して楽曲をコピーする必要がありましたが、数万曲を飲み込み長距離ドライブでも非常に重宝しました。途中故障してリビルド品に置き換えたとはいえ約9年間もクルマの中で再生を続けたわけです。
2017年に子供の使っていたiPhone5cをお下がりとして、ネット上の楽曲を聴けるように整備。当時のスマートフォンは各携帯電話事業者によって他社のsimを使用できないロックがかかっていたため「sim下駄」なる商品を使ってテストしています。

木曜日のタマネギ:softbank iPhone5c+smartking X+mineo Dプランで車内音楽環境を快適に
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=967

このiPhone5cを2020年頃まで使用して、その後はiPhone8、arrows Be4 F-41Aと機種が代替わりしています。今は携帯電話事業者のsimロックはなく、どこの電話事業者に移転しても機種はほぼそのままで使用できます。スマートフォンを車内のオーディオに接続することで定額で音楽再生が行えるSpotifyやYoutube Musicが利用できますし、radikoやネットラジオも聴けます。その上で地図アプリやナビも使えます。

さて、現在の車載スマートフォンは2020年に発売されたarrows Be4ですが、動きがあまりにももっさりしていて、音楽再生自体には特段の問題はないとはいえ、何か操作しようとするたびに遅くストレスでもありました。また、バッテリーのへたりもあり、数日クルマを動かさなければ電池切れで電源が落ち、しばらく音楽再生ができません。
ワタシ以外の家族の携帯電話はiPhoneもAndroidも比較的高額で、2年返却でなんとか安く使っているという状態です。結果、先のiPhone8も機種を安くするための「下取り」に化けたために手元に転用できる携帯電話端末がなくなってしまったという現状になります。

あら、CMF Phone 1が安い!


当サイト管理者が普段使いしている携帯は「Nothing Phone (2a)」という少し奇抜な形のスマートフォンですが、ゲームなどもしませんし、資料程度の写真しか撮らないこともあって性能や動きに不満がありません。arrows Be4が起動できないときはこちらをクルマのナビにつないで使っていますからクルマでの動きに問題がないこともわかっています。

木曜日のタマネギ:携帯電話を「Nothing Phone (2a)」に買い替えました
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=1571

同様にあまり高価ではないAndroid系のスマートフォンがないかなぁ・・・と探していましたら、Nothing社のサブブランドCMFで出した「CMF Phone 1」が極端な安価で発売されているのを発見しました。元々日本では2024年10月に発売され、Nothing公式サイトでの価格は税込4万4,800円(ストレージ256GB)というものです。これでも最近のスマートフォンとしては安価な方ではありますね。

これがiijmioにMNP乗換での端末価格が税込9,980円となっておりました。残念ながら見つけたときは一時的には在庫切れだったのですが、先日見ましたら在庫復活していて購入したことになります。ちなみにこの記事を書いてる時点でオレンジは在庫がなくなっていたので購入できてよかったです。
今回は長年車載スマホ用simとして使っていたMineo回線をMNPしました。今回は転出しましたがMineoは使い勝手もよく交流サイトもあって楽しく、また多分契約すると思います。

iijmioで販売するCMF Phone 1はストレージが128GBで販売当初の価格は税込3万9,800円。ストレージメモリこそ公式販売のものから半減していますが、いままで32GBだった車載用端末の置き換えですから特段問題はありません。しかも2024年3月に発売されたワイヤレスイヤホン「CMF Buds」もセットになってこの価格!です。イヤホンだけでもAmazonで税込6,600円で発売されていますから、ジャパネット商法かよ状態です。

このCMF Phone 1はあとでも触れますとおりドコモ・AUのプラチナバンド帯域の周波数を掴まない仕様であり、なおかつ非接触決済のNFCにも対応しませんからメインで持つスマホとするのでしたらワタシでも購入を躊躇しますが、欠点をわかって買う分には問題なさそう。ただ、事前情報無くデザインがいい!とか思って買うといろいろ困りそうです。MNP移行者限定とはいえ3万9,800円が約3万円引きはまぁ「在庫処分」に近いものなのでしょう。

CMF Phone 1のスペック


とはいえ、今時のスマートフォンでありますから、仕様を理解した上でゲームをしない、決済にも使わないなど用途に合っていれば特段気になるような問題点はなさそうに見えます。

カメラは見た目2眼ですが1眼です。上部の丸は深度センサー。カメラ部はソニー製とのことで最大5,000万画素。毎度ワタシはOpen Cameraを使用するので写りに関しては特段に意識するところはないと思います。
バッテリーは「Nothing Phone (2a)」と同じ5,000mAhなので容量的にも困らないでしょう。高速充電も33W充電ですが、車載では車側の充電端子がUSB Type-A接続で5W程度の「低速充電」となりますから問題ないでしょう。なお、Nothing Phone (2a)同様ワイヤレス充電には非対応です。スマホ側の接続端子はUSB-Cです。
メモリ容量8GBも昨今の標準ですし、足りなければストレージから「RAM拡張」として追加も可能です。
ストレージはMicroSDカードで2TBまで拡張できます。画面は6.67インチ、スピーカーは1個だけでモノラルですが、これも普段は車内のスピーカーから出しますので問題なし。また、重さは200gありますが車載なので問題なしです。
Suicaなどで使用する非接触決済用のICチップFeliCaには非対応です。「おサイフケータイ」だけでなく、クレジットカードなどのタッチ決済で使用できるNFC Type Bにも非対応です。結果マイナンバーカードも読めませんね。これも車載セカンド用なので不要です。車載ですので万一盗難されることを考慮すれば決済系はここでは不要です。
裏側の丸いダイヤルは昔のソニーの携帯電話にあった「クルクルピッピ」的ジョグダイヤルっぽいですが、単にカバーのほかアイテムを後付けするためのネジ穴です。カバー交換ができるというのは日本でもガラケー的携帯電話にはままあったので先祖返り的でもありますね。

ただ、考慮しなければならないのは電波の掴みです。各携帯会社の利用周波数には幅があり、国内で発売されている端末の多くはそれに合わせています。しかし、海外展開と同じ機種を持ってきているCMF Phone 1では国内での利用周波数に対応できない部分があります。
 国内大手キャリア対応バンドとNothing社スマホ対応
国内大手キャリア対応バンドとNothing社スマホ対応
ドコモとAUの4Gバンドのうち俗にプラチナバンドといわれる帯域に対応していません。iijmioはドコモとAUに対応するmvnoですのでどちらを選んでも4Gエリアの接続は地方部や野球場、サッカー場など混雑する場所では電波の掴みが不安定になるかもしれません。その代わりAUを選んでおけば5Gに関しては今後新しく展開されるn40も含め、ミリ波帯以外はすべて対応しますから困らないでしょう。(Nothing Phone (2a)とともにドコモのみが使用するn79に非対応のためドコモを選ぶと5Gに関してはエリアが少し制限されると思われます)
今回はiijmioをAUのsimで移転しています。災害時などもどれかは通信できる可能性があるとして以前から我が家では3社のsimを持っています。

実際にエリアで困るかどうかは運用してみてですね。あまりにもひどいようでしたら4Gのプラチナバンドで対応可能なソフトバンク系のsimを入れるかもしれません。CMF Phone 1は物理simが2枚刺さります(sim2枚目はMicroSDカードと排他)から、今回のiijmioのAU回線のほかにもう一枚simを入れて回線を追加することもできます。

また、メーカ保証期間は自然故障の1年。2年間のAndroidの主要なOSアップデートと、3年間のセキュリティアップデートに対応していますので、とりあえず3年以上は充分使える機種であろうと思っております。なお、海外モデルそのままとはいえ日本での発売に必要な技適マークは取得していますので安心です。

おしゃれなオレンジCMF


さて、発注から数日で届きました。今回は「オレンジ」を選んでいます。そう、今年お正月に購入したスマートウォッチCMF Watch Pro 2と同じ色です。いやぁ、なんですか、熱心なNothing信者のようになっていますが、価格と性能がある程度納得がいって、それでいて他の人があまり持っていないわけで、天邪鬼なワタシとしてはこのメーカーなんかいいんですよね。

木曜日のタマネギ:新年のご挨拶と時計(CMF Watch Pro 2)を買った話
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=1596

とはいえ今回iijmioで特価販売された(回線なしで販売でも1万4,800円で販売した時期もあったらしい)ので、もしかすると見かけることも多くなってくるかもしれませんね。

到着した商品、せっかく紙のクッション材が入っているのですが、資料と商品を底面に入れて上に緩衝材を入れているので、これ、緩衝材の意味が無いように思います。到着したときに外装段ボール箱に穴があり、運送会社さんと一旦中身の確認を行う形になりました。今回は特に問題はなさそうですが、iijmioさん、梱包に関しては再考を。

CMF Phone 1開封と初期設定

 CMF Phone 1付属品
CMF Phone 1付属品
早速開封していきましょう。
イヤホンと時計が写っちゃっていますが内容物は「本体」「USB-Cケーブル」「SIMトレー開封ピン」「説明書」です。説明書は日本語部分もありますが、安全面のことがありますので目を通しておきます。画面にはスクリーンプロテクターが貼り付けられていますので、しばらくはそのまま使いましょう。

スクリーンの大きさはiPhone16 Pro Maxなどの6.7インチとほぼ同じですので、100均のスクリーンプロテクターを流用できそうです。
カメラ部の保護フィルムは100均で購入したiPhone用のカメラレンズに貼り付けるガラスフィルムがちょっと大きい感じなので削って貼り付けています。少しカメラ部が出っ張っているのでそのままですと机に置いたときなどに場合によって傷つきそうだなと思っています。

このスマホの大きな特徴としてケースの交換ができるというものがありますので、改めてケースなどはつけず裸で運用します。壊れたり気分を変えたくなったらケースを買えばいいと思いますが、その頃に入手できないかもしれませんし、オレンジ気に入ってるのでそのままだろうなぁ。この背面パネル、今回のオレンジと交換パネルの青はレザー調になっています。ヴィーガンレザーとのことで植物由来なんですかね?手触りがしっとり系で確かに皮っぽい感じはします。

 電源を投入
電源を投入
では電源を投入。画面も綺麗です。いつも通りsimを差さずにWi-Fiを接続、まずgoogleアカウントを入力して起動します。
 初期画面
初期画面
起動しましたら初期状態のNOTHING OS 2.6(Android14)からNOTHING OS 3.0(Android15)にOSをアップグレードします。ちなみにNothing Phone (2a)同様に初期状態では言語が英語でしたので、日本語に変更します。
 NOTHING OS 3.0
NOTHING OS 3.0
 NOTHING OS 3.0
NOTHING OS 3.0
 RAM拡張
RAM拡張
RAM拡張は2GB分をストレージから使用する設定になっていましたのでOFFにします。普通の使い方で8GBで足りないことはないでしょう。
必要なアプリは今回は音楽系だけですので簡便に、Twitter(X)などのSNSも使えるようにしましょう。

今回朗報は「LINE」アプリです。最新のLINEアプリでは「メイン」のスマホで使用しながら「サブ」のスマホでも同じLINEアカウントで使用することができるようになりました。(今までは別のスマホでログインすると「移行」になり元のスマホで使えなかったが、Android機をサブとして同時使用で設定することができるようになった)この方法を使って車載側のスマホでもLINEを見ることができるのは便利です。ただ、サブ側ではダークモードな画面設定などはできないようです。

Nothing社の各スマートフォンは画面表示は奇抜ですが、中身としては「余計なアプリ」がほとんど無い素のAndroidに近い感じで動きがスムーズです。携帯事業者から購入した場合の国産端末のように各事業者のアプリが大量に入っていたり、起動するたびに画面の真ん中に豆腐のようなアイコンが動いたりはしません(docomoはdocomoとしてそれなりに理由があってやっているのはわかりますが)から、結果的に起動も速いことになります。なお、Nothing社が提供する初期状態の各アプリは基本的にウィジェットの形なので必要なければ画面から廃してしまえば良いですし、消すこともできます。また、必要になればPlayストアからダウンロードできます。

ワタシは画面の背景(壁紙)は無地の方がいいので、今回も単色画像を作成して転送しています。現在使用しているNothing Phone (2a)では「重みを帯びた緑」カラーコード#2A3A2Dでしたので、今回はオレンジを生かして「格調のある橙」カラーコード#4D2F00で表示しています。
 #2A3A2D
#2A3A2D
 #4D2F00
#4D2F00

Nothing Icon Pack
NOTHING TECHNOLOGY LIMITED
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nothing.icon&hl=ja

また、こちらのアイコンパックを入れてアイコンを真っ黒にしております。うーん格好いい感じ!基本的にはメインスマホと同じ位置に同じアイコンやウィジェットを配置していますので使い勝手も変わりません。

 とりあえず設定完了
とりあえず設定完了
 とりあえず設定完了
とりあえず設定完了
最後にsimを入れて再起動、特にAPN設定などは不要のようです。通話の確認は111をダイヤル。問題なしです。実際の携帯電波の掴みですが、札幌市中心部ではWimaxに割り当てられているバンド41を掴んでいるのも含めて、場所によるのでしょうがプラチナバンドを掴まなくても困らない程度には使えるのかも。
 Wimax用のBand41を掴んでいる
Wimax用のBand41を掴んでいる
au系のsimでWimax用のBand41が使えるのは盲点でした。実際にiijmioのページでもそのように案内しています。これにより特にWimaxのエリアではこちらに接続して安定的に利用できる可能性が高くなります。特に札幌市内近郊など都市部は問題がなさそうに思われます。
 iijmioの提供バンド
iijmioの提供バンド

ここまで設定が終わりましたらいよいよ車載します。クルマのナビに接続するとAndroid Autoが起動し、音楽の演奏や地図の表示などもできます。今回はiijmioのギガプラン5GBを契約していますので、月額税込950円で維持でき、新規加入特典で6ヶ月間は税込500円となります。5GBあれば動画を見なければ多分問題はないでしょう。

CMF Buds開封と初期設定

完全ワイヤレスイヤホンとしては今までにソニーのWF-1000Xを奥さんのお下がりで持っていました。これが恐ろしく音がブチブチ切れる(定期的に右側のみ音が聞こえなくなる)酷い製品で埃をかぶっています。音やノイズキャンセルは気に入ってるんですけど1曲の間にブチブチ右から聞こえなくなるなんて製品として出せるレベルではないと思わせるものでした。2017年当時2万5,000円程度ソニーのワイヤレスイヤホン初物です。
ワタシは現在AppleのAirPods Pro第二世代2022年9月発売のモデルを(これも奥さんのお下がり)で使用しています。当時3万8,300円ですって。IT屋さん的にはサーバのファンの音がジェット機の如く響き渡るサーバ室での作業などでノイズキャンセルを耳栓的に重宝していますので、使用感も比較したいところです。

さて、6,600円相当のワイヤレスイヤホンCMF Budsも開封しましょう。こちらもケースもイヤホンもオレンジ色です。普段モノトーンな服を着ることが多いのでここだけ派手目ですね。あと、箱の色よりオレンジが強いというか、箱が褪せていたわけではないでしょうが、基本的に色合いはPhone 1とほぼ同じ色味、Watch 2のオレンジよりは濃い感じですね。
内容物は「本体」「イヤーピースS/L」(Mは本体付属)「説明書」です。充電ケーブルはありませんがUSB-Cですのでスマホ用を使うということでしょうね。こちらも非接触充電には対応していません。
ケースのサイズは54.7x54.7x22.9mmの平型、ケースを開いたまま置いておけますから、それも便利かもしれない。ケースのワンポイントであるシルバーのダイヤルはストラップを取り付ける穴が出てくるだけで機能は特にありません。イヤホンと充電ケース合わせた重量は53gほどです。
 CMF Buds
CMF Buds
このCMF Budsはデュアルデバイス接続ができますので、普段使いのスマートフォンと寝ながら使っている枕元のタブレット(これもいつのだ?というほど古い2018年製のdtab d-02K)と両方につないでおきます。

音質については、6,600円にしては優秀といえます。極端に低音側に振ってる感じがあり、少し調整してあげるといい感じです。昭和歌謡であれば初期の松田聖子さんとか女性アイドルのお声がいい感じに再生されます。低音を強調しますので昔の重低音を売りにしていたソニー的な感じです。価格差がありますからAirPodsと比較するのもなんですが、個人的にはAirPodsと比較して極端に劣るようにも思えません。(聞き分けられるほど良い耳を持っていません)Nothing Xアプリで調整が可能なのですが、調整は項目が少ないとは思うかもしれません。とりあえず低音レベルを下げ(軽く)しています。

ノイズキャンセルはAirPodsの吸い込まれるような無音感まではなく、環境音を低減して会話の声などは少し聞こえる感じでしょうか。好みは分かれますが飛行機のノイズが低減されるといいなという需要には応えられそうです。ただ、サーバ室的な場所はホワイトノイズのような「サー」ってのが残るというか、もう少し効いても良いんじゃないか?って感じかしら。会話ができないほどのノイズキャンセルが必要ですとAirPodsのほうがよいでしょう。

電池の持ち時間は公称で5.6時間程度使えるとのことですが、通常使用は通勤時間と昼休みという使い方でイヤホン自体は使用していないときはケースに入れますからケース自体の充電も2週に1回程度で済みそうに思えます。このあたりはAirPodsと特に変わらないと思われます。ケースに手探りや暗い場所で入れる場合は少しコツがいるかもしれません。

いずれにしても6,600円にしては優秀という評価になります。もちろん音質やノイズキャンセルを極めたければもっといい製品はたくさんありますが、スマホと併せて9,980円で文句を言うものでもないでしょう。普段使いのイヤホンとして使用することにします。

iijmioの使用感と低速モード


今回移行したIIJmioのギガプランでは「低速モード」があり、これをオンにすることで通信速度を300kbpsに制限する代わりに契約容量を消費しない運用が可能になっています。これはMineo時代からおなじみになっており、専用アプリで容量の確認と切り替えが可能なのも同様です。ちなみに通信速度はMineoの低速(節約)モードでは最大200kbpsに制限されていましたので、これよりは制限が緩いことになりますね。

一応理論上はSpotifyの高音質(160Kbit)くらいでしたら200kbpsであっても普通に聞けるはずなのですが、先読みキャッシュなどにも使用しますし画像の読み込みなどもあります。以前に比べると音楽聴取環境としては低速モードは厳しくなっていましょう。ただ、IIJmioの低速モードでは300kbpsなのでMineoのそれよりは問題が少ない感じです。なお、radikoは48Kbpsといわれており、聞く限りは特段問題ありません。今のところ5GBプランなので余裕がありますからあえて低速モードを使わずに利用しようかと思っております。(もちろんApple Musicのハイレゾ音源での最高音質なんか聞くとすぐに容量を使い切ることになります)
低速でも比較的容量の少ない当サイト閲覧、TwitterやLINEなどもそれほど問題なく、動画再生は車内なのでしませんから、将来的には低速モードも積極的に使用していきたいですね。

電波エリアに関してはIIJmio契約でもsimの発行元であるAUエリアと同等になりますが、今回機種的に4Gエリアに制限があるのが心配の部分でした。あくまで車載でしばらく走った限りは電波の掴みに極端な問題があるようには見えません。WimaxのBand41も積極的に掴んでおり、郊外でもBand3が頑張っていて数日走った限りは圏外になっていません。AUはBand18をエリア拡大に積極的に展開していたため、地方部でどのような結果になるかを確認したいところです。

なお、車載ということは地下や極端に人が集まるエリアなどで使われることはまれであって、音楽再生サービスは概ね先読みキャッシュを持っていますから多少の途切れでは問題が起きにくいということもあります。今のところ適材適所的に「車載」利用はよかったといえましょうか。

iijmioは5G接続はアプリ上で設定が必要で、5G接続をオンにした上で利用しています。凝視しているわけではないですが札幌市内は5Gエリアが広くなったなと実感しますね。

長く使っていきたい

それにしても次期機種であるCMF Phone 2の発売が近いとはいえ、現時点でも4万6,400円相当で発売されている製品が、イヤホン込みで1万円を切る価格で結果「投げ売り」していて、これが思いのほか使用感もよく、欠点を理解していれば使い勝手も良さそうというのはよい買い物をしました。
ただ、メーカーにとっては発売半年程度でそのような価格で販売しなければならないというのも次期製品戦略上痛いのかもなと思うところでもあります。送料も込みで携帯会社が取り扱うマージンなんかを考えたらタダ同然ですからね。これが続き、際限なく安さを求めると質が下がって将来良いものが買えなくなっていくともいえるわけですね。
我が家の家族もiPhoneがどうしても欲しい人、ゲーム用の高級スマホを買う人様々で、個々によいと思った製品を買えばよいとも思うのですが、やはりスマートフォンに10万円以上出しにくいなぁというのも日々の生活を考えると実感でもあります。2年返却なら機器代はほぼタダみたいな商売も相変わらず行われているのではありますが、それは少し制限された機種ばかりでもあります。いつまでそんな感じなのでしょうね。
今回入手したCMF Phone 1も定価ベースの4万円代なら手を出すことは多分なかったわけで、各携帯電話会社の競争で安価に入手できたことはありがたいわけですが、結果日本企業のスマートフォンはほぼ見かけなくなり、スマートフォン内で利用するサービスもほぼすべて海外のものになっています。スマートフォンに限りませんが世の中の価格というのはわからないものでもあります。必需品ではないからこそでもあるんでしょうが。

昨年から今年にかけては家族がスマートフォンを買い換える当たり年(2年の返却)で、お金がかかる中ではありますが、手元に返す必要の無い「代替機」となる機械を持っておけるという意味もあって機種を選びました。代替機があれば高額な保険に入らなくてもいいともいえますし、他の機器を購入する場合もそれまで時間を稼げます。

クルマの中での音楽再生も今やスマホなしでは考えられなくなりました。次のクルマには高価なナビは付けないことになるでしょうし、今やクルマのディスプレイ自体がタブレットのようなものもあるようです。事前に編集したカセットを持ち込んで、ダビング繰り返して劣化した音で聞いたなんてクルマの音楽体験は遠い過去の記憶です。ラジオもあまり聞かなくなりましたね。あと10年後にはどうなってるんだろうな?そんなことも感じます。今回の環境は今のクルマを保持してる間は変わらないかなぁ。長く使っていければなと思っています。

 CMF Phone 1 と arrows Be4 F-41A
CMF Phone 1 と arrows Be4 F-41A

今まで使用していたarrows Be4 F-41Aは一応引退です。ただ、simロックは解除されているので各社simは使用できること、ドコモ製のアプリを全消去(消去できないものは「Remove-Carrier-App」で削除)済みですので、もう少し予備機として活用します。日本製だし大きさ的に使いやすいし、いい機種ですが、今の時代的にはちょっと遅すぎてですね。FMラジオを受信できるイヤホンジャックつきのスマホなので活用法はありそうなので、たまに充電しておきます。

2025年4月28日追記
CMF Phone 1が一部帯域の利用ができないことによる利用エリア差。例えば恵庭市から支笏湖方面への道で、恵庭市民スキー場付近にAUの鉄塔があるが、多分それがband18であり本機種で利用できない。結果公式利用エリアより少し手前から「圏外」になるってのがわかる。えにわ湖付近で復活するが表示は圏外。band18などプラチナバンドが利用できないことによる不便はワタシの利用法ではかなり限定的で、恵庭-支笏湖ならばえにわ湖より先はdocomo、SoftBankも圏外で、正直エリア極端の差を感じにくいかも。メインでも札幌近郊で使ってる分には困らないようにも。
 恵庭市民スキー場付近
恵庭市民スキー場付近
 えにわ湖付近
えにわ湖付近
 AUエリア(黄色が4Gエリア)
AUエリア(黄色が4Gエリア)

2025年5月7日追記
函館方面に行っておりまして、札幌から函館方面への国道上ではほぼ圏外になることなく進んでいたのですが、北斗市(函館付近)から厚沢部町・江差町への国道227号線に入りますと中山峠付近から厚沢部町方面が圏外となりました。
 AUエリア(黄色が4Gエリア)
AUエリア(黄色が4Gエリア)
実際は厚沢部町の鶉地区までしか行きませんでしたので、厚沢部町役場の付近など5Gエリアは使用できたとは思われるのですが、国道沿いで全く電波がなくなるのは想定外でした。別端末によるdocomo・SoftBankに関しては圏外にならなかったので、AUがこの地域をBand18でエリアにしており本機種では受信できないことになったと見ます。
やはりAUでの郊外、地方部エリアではかなり狭くなるということに間違いが無く、このような地域をよく利用する方にはお勧めできないということになります。SoftBankのBand8が使えることで大幅に利用エリアが拡大(とはいえ地方部はどうしてもSoftBankは弱い面があるが)できることを考えると次回の遠出前にSoftBank系のMVNOを検討したいなとも思います。札幌近郊や函館近郊では特段問題ないのですけどね。やはり山間部は厳しいと。
 SoftBankエリア(黄色が4Gエリア)
SoftBankエリア(黄色が4Gエリア)
なお、八雲町の山中、上二股川沿いの新幹線工事現場の付近500mでau系携帯電話のエリアを確保しているのですが、残念ながらここでも圏外でした。Band18で出してるんでしょうかね?

Starlink活用のauエリア構築ソリューション「Satellite Mobile Link」を清水建設が採用
~(2022年)12月19日から北海道新幹線、渡島トンネル (上二股) 工区工事現場で運用開始~
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/12/05/6419.html

 北海道新幹線上二股工区でのkddi臨時エリア
北海道新幹線上二股工区でのkddi臨時エリア
 北海道新幹線上二股工区でのkddi臨時エリア
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